【こあら】

運動会の日曜日の朝、一昨日までの雨が嘘のようにきれいに晴れて気持ちよかったですね。

おそらく初めてとなる今回の運動会は緊張したり泣いてしまった子もいましたが、子どもたちはいろいろな表情を見せてくれました、普段と違う雰囲気を感じて驚いてしまうのは、当たり前の事ですね。それでもお家の人の力を借りていっしょに乗り越えて行く経験は子どもたちの力となっていきます。ご家族のつながりもますます強くなったのではないでしょうか。

いつもと違う環境の中、成長のプロセスとして受け止めてあげてほしいと思います。

今回の題材となった『はらぺこあおむし』ですが、お外遊びで追いかけた蝶々、そこからこのお話を読んでみると、あっという間にみんなが大好きなお話になりました。まだあまり長いお話の絵本は読んでいないのに、このはらぺこあおむしは絵本を持ってくると前に集まり、最後まで聴き、蝶々になるページでは一緒に手をパタパタとしている姿がありました。

先週までの練習では、あおむしの帽子を得意げにかぶりかわいく笑って喜んでくれていました。手に届くところにあおむし帽子を置いておくといつの間にやら持ってきて自分でかぶってみていました。まだ上手にかぶれないので、お顔とは違う方に向いてしまったりしていましたが、そのやる気の表れに私たちも応援しながら「ちょっと帽子直してあげるね」と最小限のお手伝いをさせていただきました。

また、スイカやケーキのトンネルも遊んでいる時に出すと、コンビカーで通ったり、自分で歩いたりと何度も何度もくぐって楽しんでいました。反対側からお友達が来ると自分は下がって『おさきにどうぞ』と譲ってあげる姿も見られて、思いやりの気持ちの芽生えにも出会う事が出来ました。

今年度最初の大きな行事でもありました。最後にメダルをもらって嬉しそうにするかわいい笑顔は素敵でしたね。

これからも楽しい経験を重ね子どもたちの自信につなげてまいりたいと思います。ご家族の皆様ご協力ありがとうございました。

(こあら組担任 田中・猿渡)

【ぱんだ】

ぱんだ組で初めての大きな行事となった運動会、いかがでしたでしょうか?運動会について子どもたちにはじめてお話をした時には、大好きなお父さま、お母さまに向かって走ることや一緒にダンスを踊ることを伝えると「やったー」と手をあげて喜びの声を出していましたよ。

前日まで運動会の週は雨予報が多かったですが、本番が晴れるようにぱんだ組の子どもたちみんなでてるてる坊主を作りました。お部屋の窓際に飾っていると「おそとに出したほうが、もっと晴れるんじゃない?」と保育者にお話してくれた子もいました。そんな子どもたちみんなの思い出も無事にお天道様に届いたようで、気持ちのいい青空の下で本番を迎えることができました!

これまで運動会に向けて練習を取り組む中で、かけっこやダンスがみんな大好きになり、もう一回!の声があったり、お家に帰って踊ったお話などを聞きました。親子ダンスでは、日々の保育中にも「公園に行きましょう」の曲を流すと「いきましょうのおうた!」と嬉しそうに目を輝かせて反応してくれて、保育者やお友だちと手を取り合って踊っていました。本番は可愛らしいぱんだ帽子を被って、大好きなお家の方とスキンシップを取りながら踊ることが出来て、楽しかったと思います♪

当日は、お家の方と一緒にとても嬉しそうに参加する姿が見受けられ、私たちも嬉しく感じました。同じクラスのお友だちを見つけて声を掛け合う姿もあり、保護者様同士の交流もできる貴重な機会であったかと思います。かけっこで保護者様と離れる際には、涙がみられる場面もありましたがそれもこの時期ならではの姿だなぁと考えると微笑ましくもあります。なによりも運動会本番までの頑張った経験などが子どもたちそれぞれのかけがえのない経験であり、何よりの成長になったかと思います。子どもたちの成長を感じ、私たちも嬉しい気持ちでいっぱいです。たくさん練習を頑張れたので、この経験がまた次につながっていくことと思います。

保護者の皆様も当日までのご協力やご参加、誠にありがとうございました。

(ぱんだ組担任 月岡・松田・長田・大場)

【年少】

前日までの雨が嘘のように晴れ渡った空の下、待ちに待った運動会を迎えることができました。

子どもたちの発達に合わせてより楽しく参加できる運動会をと考え、今年度から親子での参加とした年少組さん。練習ではどうしても緊張してしまい、なかなか参加できなかったお友だちも、大好きなおうちの方と一緒だとそれは良い表情で、のびのびと運動会を楽しんでいる姿が見られました。

かけっこでは、ママやパパと離れるのが嫌で泣いてしまうお友だちもいましたが、ゴールで待っていてくれることを知ると、パッと切り替えて一所懸命に走る姿が見られました。練習では「位置について、用意」で足を引くことがなかなか難しかったのですが、当日はかっこよく「用意」ができるお友だちがたくさんいましたね。

また親子競技では、親子ならではの息の合った様子に、私たち担任も笑顔と元気を頂きました。練習では、年長さんにおうちの方の役をしてもらいました。お友だちに自分でタッチしたい、順番をしっかり守りたいなどその子なりにこだわる場面もあり、年少さんだけでは見られない姿を見ることができました。当日も全力で取り組む姿があり、おうちの方と子どもたちの笑顔がキラキラと輝いて見えました。

最後の親子ダンスは、練習ではじっと動かず立ち尽くしていたお友だちが、ママやパパの存在に勇気を得たのか、とっても上手に踊ることができていました。みんな練習の時よりも動きがよく、表情も明るくて、安心する存在を得ての表現の豊かさに驚きました。

運動会を通して、子どもたちの成長を感じました。

初めての運動会。毎年本番は、驚いて固まってしまうお友だちが何人もいます。今まで見たこともないたくさんの人に注目されるのですから、無理もありません。その上、今年度から運動会は10月開催から6月開催になりました。わずか4か月とお思いかもしれませんが、この4か月の差は子どもたちの発達上看過できる時間ではありません。

この時期の子どもたちに必要なことは、多種多様な運動経験と「楽しい」と感じることです。この条件をクリアし、子どもたちにとって忘れがたい思い出となるよう考え、今回の形となりました。
保護者の皆様には、ボランティアや競技へのご参加などたくさんのご協力を賜り、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

今後も、子どもたちの笑い声の絶えない学年にしていきたいと思います。

これからも、たくさんの楽しいことが待っていますよ。

(年少組チーム担任 武藤 佐藤 青木 大塚)

 

【年中】
金曜日、土曜日の雨が嘘のようにとても良い天気の中、運動会を迎えることが出来ました。
子どもたちは、指折り数え心待ちにしていた運動会。てるてる坊主を作り晴れるようにお願いをしたのが届きましたね。
本番では、今まで練習してきたことの成果を保護者の皆様に披露することができ子どもたちも嬉しさや達成感でいっぱいでした。
年少組の頃とは違い、かけっこも直線からカーブになり距離も長くなりました。
そして、何よりダンスも難しい隊形移動も加わりレベルアップしたお兄さん・お姉さんになった姿もご覧いただけたかと思います。

かけっこでは、今までは走ることが楽しいだけでありましたが、みんなで競争すること「負けて悔しい」という気持ちも感じられる子どもたちが増えました。「悔しかった」で終わらずに、次はどうしたらいいのか子どもたちにも日々伝えており徐々に悔しくても次、頑張る気持ちが芽生え運動会当日では、最後までやりきることができました。

保護者競争では、ご参加いただきありがとうございました。
子どもたちも大好きなお家の方と一緒に参加できとても喜んでおりました。
張り切っており一生懸命カゴに向かって投げ、お家の方と一緒だとこんなにもたくさん入り大喜びでした。
練習の時よりもどんどんカゴに入るのを目の当たりにし、2回戦目には作戦を立てておりましたね。
どのようにしたら良いのか、子どもたちだけでなく保護者の皆様と共に協力して行えたことも子どもたちにとっての良い経験です。

そして、1番楽しみにしていたのはダンスです!
朝から「ダンスはいつ?」「これからダンス?」
とダンスを心待ちにしていた子どもたち。
子どもたちと一緒に選んだ曲でもあり、練習当初から「勇気100%、知ってるー」と大喜びであっという間に振りも覚えてしまいました。みんなが良くしている曲ということもあり、歌詞を口ずさみながら踊っている子どもたちがほとんどでした。
初めての難しいV字の隊形移動。最初は、あちらこちらと移動してしまうこともありましたが、
誰について行ったらいいのか
どのように移動をするのか
など子どもたちにも伝え、1人で動くのでなくお友だちみんなで一つになることをダンスを通して経験ができました。
年中組では、お友だちとの関わりも深まりますね。日々の生活だけでなく、運動会など行事を通して感じられる「友だちを思いやること」「友だちと協力する、一つになること」を得て本番では今までにないくらい最高のダンスを披露することができました。
子どもたちも踊りきったあとは達成感でいっぱいでした。
今年度は、全学年での開催となり他学年の競技も観ることができ子どもたちも見入っておりました。こあら組、ぱんだ組、年少組を見て「かわいいね」とお友だち同士で言い合ったり、年長組のフラッグを真似てみたり、かっこいい姿を集中してみており、これからの子どもたちの成長を楽しみになりました。
最後になりますが、保護者の皆様の温かなご声援をありがとうございました。

(年中組チーム担任 小山・杉山・髙山)

【年長】

昨年度の年長組さんの姿を見ていたからこそ、「今年は僕たち私たちが一番かっこよくてすごいダンスをやるんだよ!」「早く運動会やりたいな!!」と進級を楽しみにしていました。

運動会当日には、『係り』の活動がありました。まずは今年度の運動会についてお話をした際に、年少さんや年中さんの時は自分のことでいっぱいだった子どもたちも、今までは楽しい運動会を行えたのはなぜかと考えることからスタートしました。すると、「先生たちが準備をしてくれた」「音楽がかかっていたり、マイクでお話してくれた」と意見があがり、色んな人の助けがあってこその運動会ができることに気付きました。そこで自分たちにも何かできないかとプロジェクト保育の中で話し合い、ラジオ体操のお手本や、用具の準備と片付け、司会の先生とアナウンス、ダンスのお手本役などと、子どもたちが自分たちにできることを考えて行いました。当日だけでなく、練習の際には、他学年の親子競技や親子ダンスで、お家の人役になり優しく手を差し伸べて一緒に競技をする姿が見られました。練習の過程でも、年下の友だちに対してどのように接したらよいのか、何をしてあげたらよいのかを考える場面がたくさんあり、思いやりを持ったり他者理解についてよい経験となったように感じます。

当日の朝は、緊張している様子も見られましたが、競技が始まると少しずつ緊張もほぐれて笑顔いっぱいになり、開会式前の『エイエイオー!』の掛け声では全員の表情が気合十分でした。

 

かけっこでは、年中組の頃よりも少し距離が長くなったことにお兄さんお姉さんだからだよね!とやる気満々で、自分の力を出し切りながら、お友だちが頑張る姿を一生懸命に応援する姿がありました。

今年度の親子競技も昨年に続き、子どもたちがやりたいものを出し合って競技内容を決めました。お家の方に抱っこをして持ち上げてもらうことは子どもたちが一番楽しみにしており、「抱っこするでしょ?お母さんは腰が痛いからお父さんと一緒にやるよ!」「お父さん大きいけどトンネルくぐれるかな?」などと言いながらうれしそうな表情が見られていました。本日は大好きなお家の方と一緒にできて子どもたちの笑顔もキラキラと輝いていましたね!全力で頑張っているお家の方も素敵でした♪

ダンスの練習では、最初は旗上げゲームを行い、旗の楽しさを感じられるようにゲーム感覚で旗に触れてみると、よく見て真似る面白さを感じながら、中には「警察官みたいでかっこいいでしょ!」と、警察官になりきって手旗信号の真似をする姿も見られ、自然に遊びを通して「もうできるよ!みてみて、かっこいいでしょ!」と次の振りを覚え、「今日は1回だけやってみよう!」というと「えー!もっとやりたい!」「先生今日は旗のダンスやらないの?」と子どもたちの方からやりたいの声がたくさんあがり、意欲的にダンスを楽しんでおりました。そして、年長組ではウェーブや複雑な隊形移動も加わり、初めてやる技に対して最初は「できるかなー」と不安そうな様子のお友だちもおりました。しかし、昨年度のことを振り返り、その時にも難しいと言っていたところが本番はどうだったのかということを問いかけると、「みんなできた!!」と去年できたことを思い出したようです。今回も一つ一つの『できた』が子どもたちにとって大きな自信へと繋がり、あのキレのある『僕たち私たちのかっこいいところを見て!!』という思いにあふれたダンスとなったように感じます。私たち担任も今日のダンスを見ていて成長を感じると共に、感動で胸がいっぱいになりました。

 そして何よりもリレーは感動いっぱいでしたね!最初は抜かされると悔しくて大泣きして子どもたちも、リレーはかけっこと違い自分だけが頑張っても勝てないことや、抜かされても次の人が抜かせば勝敗は変わってくるということを伝え、勝った時には勝てた理由を忘れず、負けた時にはどのようにしたら勝てるのか方法を考え、最後まであきらめない気持ちが大切であることを理解しました。すると、抜かされても最後まであきらめない姿、そして互いに勝てる方法を教えたり励まし合う姿が見られ、リレーを通して両クラスとも勝った喜び、負けた悔しさ、どちらも経験して心もまた一つ強くなりました。勝っても負けても本番絶対に勝つ!と頑張ってきた子どもたちもいよいよ本番を迎えると、今までにない真剣な表情で『絶対に勝ちたい!』という熱い思いがあふれ出ていました。勝敗に限らず今までの経験から得た、『仲間との団結』『心を一つにすること』『諦めない気持ち』をずっと忘れずに持ち続けてほしいと思います。

 

運動会本番で経験したことだけでなく、それまでの過程の中で得られた経験が、今後の子どもたちの成長へと大きくつながると思います。保護者の皆様も子どもたちの本番での姿から昨年度とは異なる、一歩進んだ成長を感じていただけたのではないでしょうか。みんなで心を一つにして最後まであきらめずにやりきった子どもたち。そんな子どもたちの頑張った姿を振り返り、たくさんお話してあげてくださいね。

たくさんのボランティアの方々のおかげで今回の運動会を迎えることができました。ご協力いただき誠にありがとうございました。

 

(年長組チーム担任 福田・三並・相澤)

 

保護者の皆様の、日頃のご理解ご協力により今回の運動会も実施することが出来ました。
4年ぶりに全学年での開催となり子どもたち、保護者の皆様、そして職員と一体となり運動会が行えたこと嬉しく思います。
また、衣装や用具の準備、前日と当日の準備から片付けに至るまで、ボランティア隊の皆様をはじめ保護者の皆様にはたくさんのご協力をいただき誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。(新渡戸文化子ども園職員一同)