先日、子ども園の畑にて里芋の収穫が行われ、いつも子ども園の畑を愛情たっぷりに管理してくださる竹越先生が収穫について子どもたちにお話をしてくださいました。そんな竹越先生のことを子どもたちは“お百姓さん”と呼んでいます。

掘り起こしていただいた里芋は、まず先生が茎と根を切り分けます。そして、里芋一つひとつをバラバラにしていくのは子どもたちの担当です。約半年間成長を待ち続けた里芋を手に取り、また、いつも遊んでいる砂場とは違う土の感触に、子どもたちの目はキラキラと輝いていました。

実際に触れてみたことで、「茎はこんな形をしていたんだ!」「葉っぱは、傘になるくらい大きかったんだ!」と新たな気づきがあったようです。

実際に育てた野菜を食べることだけが子ども園の食育ではありません。畑の野菜が育っていく過程で、土から出たばかりの小さな芽を興味本位触ってしまい、その芽が駄目になってしまうこともありました。悪気があったわけではなかったようですが、「お百姓さんごめんなさい」と自らお手紙を書いた子もいました。そういった失敗から毎日おいしいご飯を食べることができるのは、農家の人たちが雨の日も風の日も、丹精込めて作ってくださっているおかげということに気づき、感謝気持ちを持つことができましたね。その後は畑に立ち入らないように子どもたち同士で声をかけあったり、サッカーボールが畑に入らないようにするためにはどうしたらよいか話し合う姿が多く見られるようになり、畑の野菜と共に、子どもたちもぐんぐん成長していきました。
さあ、収穫した里芋はどんなお給食に変身するのでしょうか?楽しみですね♪
(年長組担任 西村)