今日は「十五夜」、お月様が一年で最も美しいとされている日です。
秋の実りに感謝する意味もあり、今日の献立にはお芋が入っていたり、「月見つくね」には、まんまるお月様のような目玉焼きがのっていたりと、食を通しても十五夜の意味を感じることができました。
午前中にはまだ空が明るく、月が見えませんでしたが、午後になると少しずつ辺りが暗くなってきました。
(少し前に比べると、だいぶ日が沈むのも早くなりましたね)
まずは明るく過ごしやすい気温の中、のびのびと外遊びです。
外遊びを満喫した後、お部屋に戻ってから子どもたちに一冊の絵本を読みました。
お月見がテーマの絵本で、たぬきのポンタくんがお月様が見えないからと目玉焼きをお空に投げると、きれいなお月様が出たという物語です。
子どもたちに「なぜ十五夜なんだろう?」と聞いてみると、「団子を15個並べるから!」と。
「なんで団子を15個なのかな?たくさん食べたいから、100個並べて、百夜でもよいのかな?」と聞いてみると、「そんなに食べたらお腹いっぱいになっちゃうよ!」という声もありました。実際は、月の満ち欠けにより、新月から満月になるのが15日ということだそうです。
十五夜について、いろいろと知ることで、どんどん興味が湧いてきたようで、「みんなでお月見したいな…」という声も聞こえ、自由遊びの中で十五夜をイメージした遊びが見られるようになりました。
こちらは、ガムテープを絵本で見た月見団子のように、試行錯誤して積み上げていますね。数もきちんも15個あるか数えていました。
こちらは、新聞紙で作った団子(実際には運動会で使う、あるものなんですよ!)をテラスに並べて、お月見の準備完了です。
すすきに見立てて、飾っている子もおりました。
早くお月見がしたかったのですが、空は曇っているようで、なかなかお月様が見えません。
「いつになったら見えるかな…」
すると、帰る途中だったある男の子が、わざわざお部屋まで戻ってきて教えてくれました。
「先生!向こうのほうにお月様出てるよ!」
真上ばかり見ていて気が付きませんでしたが、建物の隙間になんとも綺麗で大きくまんまるなお月様が出ていました。
皆様は見えたでしょうか?
見ている場所は違くても、同じ月の綺麗さを味わえていたら嬉しく思います。秋を感じる素敵な時間となりました。
(年中組チーム担任 石澤)