(年少組)

子ども園では食育の一環として、園庭にある畑で季節ごとにお野菜を育てており、現在はトマトやナス、玉ねぎがすくすく成長しています。

 

その中でも、玉ねぎがついに収穫の時期を迎えました!

子どもたちに「園庭の畑で作っている玉ねぎが大きくなったから、これからみんなで獲りに行こう」と伝えると、「やったー!」と嬉しそうな子や、早くお外に行きたくなって、緑の帽子を取りに行こうとする子、玉ねぎを食べると思い複雑な表情を浮かべる子など、反応も様々でした。

収穫の前に

①玉ねぎのお隣にあるトマトやナスは、まだ赤ちゃんで、大きくなっていないので収穫しないで見るだけにする

②みんなが玉ねぎを収穫できるよう順番にお名前を呼ぶので、待っている人は、テラスに座ってお友だちが玉ねぎを抜くところを見て応援する

とお約束をしてから園庭に出たのですが…お友だちが玉ねぎを抜いている姿をみると「近くで見たい!」「早く獲りたい!」「もっと獲りたい!」という気持ちでいっぱいになった子どもたちが次々と畑に集まってくる姿がありました。

子どもたちの興味を大切にしたいと思い、畑の近くで見ている子どもたちには「ぶつかってしまうから、抜いている子の後ろに行かないで横で見ていてね」と声を掛け、お友だちが玉ねぎを抜く様子がよく見えるようにしました。

 

お友だちと2人で玉ねぎの葉を持ち、タイミングを合わせて一緒に抜くと

「抜けた!」

「玉ねぎの匂いがする」「いい匂い」

「もっと獲りたい!」

など、たくさんの声が聞こえてきました。

いつもスーパーや八百屋さんで売っている玉ねぎが土の中に埋まっている姿をじっと見つめたり、収穫した後の土の付いた玉ねぎと葉を興味津々で触る様子が印象的でした。

玉ねぎには、血液をサラサラにしてくれる効果だけでなく、風邪予防や疲労回復、便秘解消などの効果もあるそうです。

感染症もまだまだ流行していますし、暑い日が増えて疲れやすくなる時期ですので、積極的に玉ねぎなどのお野菜もたくさん食べるようにしていきたいですね。

 

玉ねぎを干しているところです。

収穫したての玉ねぎは水分量が多く腐りやすいので、水分を抜くために風通しの良い日陰に吊るします。吊るすことで長期保存ができるようになるだけでなく、栄養価や旨味も増すそうですよ。

こちらの玉ねぎは、後日お給食に登場します!

自分たちで収穫した玉ねぎは、きっといつも食べる玉ねぎよりも、さらに美味しく感じられるかもしれませんよ。

どんなお料理になって出てくるのかな。

お給食で食べる日が楽しみですね。

(年少組チーム担任 増田美樹)