ずいぶんと気温も下がり冬らしくなってきましたが、まだまだ日中はひなたに出ればあたたかく気持ちが良いですね。

園庭の畑を子どもたちと覗きに行きました。すると畑には立派な大根やブロッコリーが出来ていて子どもたちは大喜びです。我先にと大根やブロッコリーに触ってみたいと近づいて行っていましたよ。大根が半分土に埋まっているのを地面に這いつくばるようにして見ています。そしてそっと触ってみるのでした。

ブロッコリーも出来ているのを見つけて、無言で見入っていました。「ここにもあるよ」と保育者が大きな葉っぱをかき分けて見せると、”どれどれ”と覗き込んでいます。子どもたちは、「大きいのも小さいのもあるね」と言ったり、「大きく大きく大きくなあれ!」「美味しくなーれ」と野菜にエールを送る子や、「これ、生きているの?」と聞いてくる子もいましたよ。

身近に野菜などが育つ様子を見る事が出来る環境があるのは都内では贅沢な事ですね。”野菜も生きている”と感じた事はこれからを生きていく子どもたちにとって素敵な気付きだと改めて思いました。

 

 

 

もうひとつ、嬉しい出来事がありました。

ピンク色が大好きな女の子が、登園の時に封筒持って来て「どうぞ」と渡してくれました。「私に?」と聞くと「うん」とうなずき自分で封筒を開けてくれました。早く見せたいと言う気持ちからなのか封筒が破れてしまいましたが、開けてみるとかわいい便箋に大好きなピンクで丁寧に塗ってあり、”たなかせんせいへ”と書いてありました。

そのかわいいお便りに心から感動して涙が出そうになりました。まだ小さいぱんだ組の時に自分の気持ちをお便りにして渡そうとすると言う、その気持ちが嬉しかったです。そしてそのお子さんの気持ちに寄り添って見守り、字を書いてくださった保護者の方の気持ちに心温まり感謝の気持ちでいっぱいになりました。素敵な保護者に囲まれている自分も幸せ者です。

子どもたちとのつながりが4月から今までで太くつながっていったのだな、と感じました。

これからも子どもたちともっと太く長いつながりを築いていけるように、楽しい時間を積み重ねていきたいと思っています。

(ぱんだ組担任 田中)