• 【ぱんだ組】

ぱんだ組さんははじめての運動会。

運動会に向けての練習も楽しんで参加していました。室内ではノリノリで踊っていたぱんだ組さんですが、戸外の練習ではいつもと違うことを敏感に感じ取り緊張から固まったり、様子をじっと伺ったりしているお友だちもいました。でも少しだけやってみたら『できるんだ』と安心や自信につながっていったようで、「今日も芝生で踊れる?」「かけっこしたい!〇〇速いんだよ」とやりたい気持ちを教えてくれる姿も見られるようになっていきました。

コロナ渦の中、学年ごとの開催でマスクをして行いましたが、笑顔になるマスク作りをしたお話を話すと、「コロナ渦の中だったからこそ見れる姿ですね」と受け止めてくださる保護者様のお声にあたたかな気持ちをいただきました。

笑顔のマスクを当日喜んでつけている姿、かけっこではお父様、お母様の元に嬉しそうに飛び込んでいく笑顔、一緒に踊れることが嬉しくてテンションが高くなっている姿、みんなとても可愛いらしかったです。

メダルをかける際の恥ずかしそうな顔や、誇らしげな顔、嬉しくて目を輝かせている顔とみんなが輝いていました。

運動会に向けて頑張ったことでまた一歩成長したぱんだ組のお友だち。これからも楽しく過ごす中で成長を見守ってまいりたいと思います。最後になりますが、保護者様のあたたかな応援や眼差し、ご理解とご協力をいただき本当にありがとうございました。(ぱんだ組担任)

 

【年少組】

年少組の子どもたちにとっては初めての運動会。そして、初めての大きな行事でもありました。

運動会の一週間前になると「あと、5回寝たら運動会だね」と指折り数えておりました。かけっこ、ダンス、鈴割りの話をした時から「楽しみ!」とやる気いっぱいでとても楽しみにしておりました。

かけっこでは、体操の先生に走り方を教えてもらい、あっという間に上手に走れるようになりました。本番では、たくさんの保護者の方の前でも「はーい」とお返事をしてゴールめがけて一生懸命に走りきることができました。

最後まで諦めずに走りきり、全員がゴールでき子どもたちは走り終えたあとは嬉しそうな表情でした。

鈴割りは、初めは中々当たらずに鈴が割れずに残念がっている子も多くいました。何度か行ううちに、玉が当たって鈴が割れることで中から何かが出てくる面白さを感じたようで、少しずつ下から玉を投げたり、狙って玉を投げたりと工夫する子どもや、「もう一回やりたい!」という子どもの姿も増えてきました。

ただ、玉を当てるのではなく「どこに当てたらいいのか?」と子どもたちと話をすることで子どもたち自身も考えコツを掴んだ子も多くいました。

みんなで協力して行うことの楽しさ、終えたあとの達成感を感じられる競技でした。

また、ダンスでは繰り返しの振り付けをすぐに覚え、こちらが見本となる前に自分から次の振りを踊る子どもたちの姿もよく見られていました。歌を口ずさむほどまで覚え、曲が流れると自然と踊り始めてしまう子も多く遊びの中でも踊っていました。

手首に付けたリボンも自分たちで色を選び、衣装を着てダンスを踊ることを大好きな保護者の方に観てもらうことを楽しみにしていました。本番では、緊張してしまう子もいましたが、広い芝生で踊りきることが出来ました。子どもたちの笑顔が溢れた運動会となり、とても嬉しく思いました。今回の運動会を通してみんなで協力をすることや最後までやりきることと様々なことを経験し学びました。今回の学びや経験を更に大きく成長していくことを楽しみにしております。

最後になりますが、保護者の皆様には、コロナ禍の中感染対策などご理解、ご協力いただきありがとうございました。また、子どもたちへのご声援誠にありがとうございました。(年少組担任)

【年中組】

年中組では、どの競技も年少組のときから1つステップアップいたしました。挑戦する経験を通して、子どもたちの心と身体の成長を保護者の皆様に感じていただけたのではないでしょうか。

かけっこでは、昨年よりも距離が長く、今年ならではのルールも加わりました。身体が大きくなり、長く走る力もついたこと、自分たちの成長を喜ぶと同時にやる気に繋げておりました。

当日は走る前、保育者が名前を呼んだ時の、全員の真剣な表情と返事の仕方に、子どもたちのかけっこにかける想いや成長を感じ、1競技目から感極まる思いでした。全員、最後まで走り抜きましたね。

玉入れでは、かけっこでの個人戦とはまた違う、クラス対抗の競技。1人の力では勝てない、チーム力が大事です。当日まで、「勝つために」玉の投げ方や硬さなど、友だちや保育者と話し合う経験を本当にたくさん行いました。まず、全員が他人事でなく、自分ごととして「どうやったら勝てるか」を考え、相手の意見を聞き自分の意見を言い合うこと=話し合うができるようになったことが、4月からの大きな成長です。勝ち負けよりも大事なことだと思っております。

そして当日、練習の何倍も、勝って嬉しい負けて悔しいを経験したことと思います。しかし、子どもを子ども扱いせず、勝負を経験することが運動会の醍醐味です。

何より、負けたクラスのみんなが、負けたからといじけたり不満を言うのではなく、結果を真摯に受け止めながら「片付け競争では勝つ!」と前向きに最後まで協力して取り組んだ姿に、大人が思っている何倍も子どもたちは成長しているのだと感動いたしました。

この先、上手くいかないことがあったとしても、きっとこの経験が子どもたちの力となり、乗り越えてくれると信じております。

そして、子どもたちが曲も振りも衣装作りも、全て主体となり決め、作ってきたダンス。保護者の方に見ていただくことを自ら意識しながら、何より楽しんで発表ができました。恐竜さんたちの笑顔が素敵でしたね。

当日、保護者の皆様に見ていただいた子どもたちの姿は、あの日だけのものではなく、この半年間の園生活や友だちとの毎日を通した成長の姿です。この素晴らしい成長と感動を保護者の皆様と共有できましたことを嬉しく感じております。

最後になりますが、保護者の皆様には、コロナ禍でのご理解とご協力、また温かな拍手とご声援を誠にありがとうございました。

(年中組担任)

 

【年長組】

本当に感動の運動会でした。今回の運動会で最後まで何が起きるかわからないなと改めて感じました。

練習当初は一人一人が笑顔で「頑張る!」と言っていた子どもたち。練習を重ね、『勝負』というものを経験する中で、一人だけが頑張っても意味がないことに気付き、友だちの姿に目を向けることが出来るようになると、自然と声を掛け合ったり互いにアドバイスをしたりする姿へとつながっていました。そして、今回のダンスは『自分自身の自由な選択』ということをテーマに子どもたちから上がった案から、2種類のダンスを自分自身で選び披露するという方法で行いました。その中で、自分たちで話し合い自分で選択したことで、とにかく楽しそうでこちらが声を掛けなくとも自由遊びの時間に「曲をかけて!」「まだダンス練習しないの?」などと子どもたちの方から意欲的に取り組む姿がありました。さらに、教えていない相手チームのダンスもいつのまにか覚えており、友だちの姿に目を向けて仲間意識が高まったことで、友だちの良いところを自分の中にも取り入れることが出来ていたのだと思います。練習当初の『みんなの心を一つにする!』という目標を子どもたちは当日まで強く持ち続けて競技に挑むことが出来ました。子どもたちの頑張ったことを一つ一つたくさん褒めてあげてくださいね。

 

練習の過程でももちろんたくさんの成長がありましたが、終わってからの結果の振り返りによる学びや成長はそれ以上に大きなものであると感じます。

練習時に勝ち続けていたが負けてしまった、負け続けていたが本番で勝てたなどそれぞれの結果から、子どもたちにとって今後につながる大きな学びがありました。これからの人生で失敗したり大きな壁にぶつかることはたくさんありそれらを今回経験できたことを糧として今後につなげること。悔しい思いをし続けても諦めずにどうしたら勝てるのかを必死に考え続けてきたことで最後に達成できたという喜びを感じ自信につながる経験。そこで調子に乗ってしまうのではなく謙虚な気持ちで次につなげていくことの大切さ。運動会後に園長先生が私たちにお話しくださりましたこれらの言葉を、きちんと子どもたちと振り返りながら、子どもたちの今後の成長や強さにつなげていきたいと思います。

 

今回の運動会では、子どもたちの本番にかける真剣な想いや姿から成長を強く実感いたしました。共に私たちも子どもたちからたくさんのことを学び、子どもと共に成長していきたいと思います。保護者の皆様の日頃のご理解ご協力により運動会も実施することが出来ました。本当に心より感謝申し上げます。コロナ禍ということで当日も感染対策にご協力くださりありがとうございました。

そして何より、当日の準備や片付けでボランティア隊の皆様、お手伝いいただいた年長組お父様方のたくさんのお力添えがあってこその運動会でした。保護者の方に日々ご理解ご協力いただき支えていただいていることを胸に、今後も子どもたちの成長につながるより良い保育を全力で行ってまいりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。たくさんのご協力を本当にありがとうございました。 (年長組担任)