だんだんと秋めいてまいりました。新渡戸祭の準備が着々と進む中、年少組では、子どもたちが自分から素材に触れその特徴や性質を知るうちに、自然と湧いてくる気持ちのまま自由に表現することをねらいとして、新たなプロジェクト保育「描くことを入れた素材探求」を行いました。
色画用紙やミラーシート、プチプチシート、片面段ボール、トレーシングペーパーなどと、油性マジックや水性マーカー、オイルクレパス、木炭、色鉛筆、ポスカなどのペン類を用意して、子どもたちには「どの紙やシートとどのペンなら上手に葉っぱが描ける?」と問いかけ、子どもたち自身がいろいろと試し、素材を探求する場を設けました。
初めて目にするものも多く、しばらく素材の前にいていろいろと吟味する子が多くいましが、やがて次々と手に取り、試し始めました。
葉っぱをイメージしながら、いろいろな組み合わせを試していきます。
描き始めは触ると広がってしまうペンとシートの組み合わせでも、時間が経つと乾いて消えないことに気づき、しばらくおいてから別の色を重ねて描くお友だちもいました。
保育者は一切教えることなく、子どもたちの発見に共感しながらこどもの発話を記録し、次の展開に続くような問いかけをするのみです。
子どもたは、試して発見したことを次々伝えてくれます。
自分の手に移った色に気づき、別のシートに押し直すお友だちや、今度は自分の掌に絵を描き出すお友だちもいましたよ。
子どもたちの作品は、10月の壁面に展示いたします。
これからも、子どもたちの力をどんどん伸ばせるよう関わって参ります。
明日は何をして遊びましょうか。皆の笑顔に会えるのを楽しみにしていますよ。
(年少組チーム担任 武藤)