雨の日が続き梅雨が近づいて来たのを感じますね。

 

運動会に向けて演目の内容を楽しんだり、晴れ間をぬってお外でたくさん遊んでいるこあら組さんですが、今日は遊びの中でこあら組さんの様子をお伝えしたいと思います。

 

遊んでいる時に一人でとっても集中しているお友達がいました。チャックで開け閉め出来る布絵本を持ち、右手でチャックを引っ張り締める事はスムーズに行き嬉しそうにしていました。次は開けたいのですがそのままの右手で押しているので、布がくにゃっとなりチャックが開けられません。大人は手の左右を変えチャックの反対側の布を引っ張り真っ直ぐに伸ばすとスムーズに進むとわかっている事も、『うまく進まないなぁ』と長い間一生懸命考えていましたよ。

大人が近くにいる時にはスムーズに進む時には晴れやかな表情をして、進まないと、「んんー」と『やって』と布絵本を差し出すのですが、今日は部屋の端で何度も繰り返していたので見守っておりました。

今日は疲れておしまいにしていましたが、自分で出来た経験は自信に繋がるので、開け閉めが出来るようになる日が楽しみですね!

 

また別の日にはこんな場面がありました。

園庭の砂場に遊びに行った時です。砂場の縁が少し段差があるのですが、そのまま進んで降りられる子もいますが、慎重派なお友だちは手をつき片足ずつそーっと跨いでいます。

「できたね!」と拍手をすると、とても嬉しそうな表情を見せ、その後もう一度戻っては保育者の顔を見て『できたよ!』と嬉しそうな表情を見せるのでした。これを何度繰り返していた事でしょう。大人にとっては、または幼児さんにとっては簡単に越えられる段差ですが、このお友だちにとってはとても大きな壁で自分で越えられたことがとっても嬉しかったのだと、改めて日々の生活の中に学びがたくさんあるのだなと感じました。

これからもこどもたちの目線に立ち、ひとつひとつの発見、『出来た』に共感して自信に繋げていけたらと思います。

                         (こあら組担任 猿渡)