2月10日に雪が降りました。

だんだんと降りつもる雪を見ながら、「あそぶ?あそぶ?」と雪で遊びたい気持ちを伝えてくれたこどもたちです。

なんとかこどもたちの思いを叶えたい!と言う事で、お部屋に雪を持って来て遊びました。ふわふわしてるかな?と触ってみるこどもたち…。でも器に入れた雪は見た目と違って意外と硬いと感じたようで、「がたい、がたい」と言っていました。そのうちに「かたいのが好きなの」と雪に夢中です。

かき氷ごっこをしよう!と食紅で作った色水をかけて、大喜びです。そのうちにその色を混ぜ始め、綺麗ないろの変化を楽しみ出しました。赤と青を混ぜて「ぶどうみたいね」緑と青のグラデーションを「海みたいね」とまぜまぜしながら楽しみます。もっといろいろと色を混ぜ合わせていくうちになんとなく、茶色っぽく色は濁っていきました。しかしこどもたちから出た言葉は「茶色が出来た!茶色が出来た!」と歓喜の声をあげて喜んだのでした。それはそれは嬉しそうで、その発見を心から喜んだのでした。

私たち大人からすると色が濁って、茶色くなった濁った色と言うイメージですが、こどもたちは色の変化や発見を、楽しみ驚き学んでいるのですね。大人の固定観念でこどもたちの小さな芽を危うく積んでしまうところだったと反省した担任です。こどもたちの繊細な感性を大切にしていきたいとこころ新たにしたエピソードでした。

(担任 田中)