秋の旬の魚といえば『さんま』!さんまのおいしい季節となり、給食でもさんまが登場しております。

さんまを見て子どもたちの反応は、「おいしい!」という子もいれば、「骨があるから減らす」などと様々です。最近はスーパーにある魚も切り身が多く、骨のある魚を食べる機会は少なくなってきており、子どもたちも骨をとることが面倒で魚を減らそうとする姿が見られます。 

私自身小さい頃にさんまやアジの干物を食べた際に、骨がきれいに取れた体験から、魚を食べることも好きですが、食べることよりも骨をきれいに取ることがとても楽しくなり積極的に魚を食べるようになりました。

魚が苦手であったり骨が嫌なお友だちにも、何か少しでも意欲的に食べようと思えるきっかけ作りをしたいなと思い、毎年この時期になるとさんまが給食にたくさん登場するので子どもたちに魚の骨の取り方を丁寧に伝えております。今年も子どもと一緒にお箸をもって、骨をとる練習をしました。 

太い骨がきれいに取れると、子どもたちはキラキラした笑顔で、「すごーい!とれた!!」ととても喜んでおりました。その日はさんまのおかわりをたくさんしてくれて、おかわりしたさんまの骨は次は自分でとることにチャレンジし、お友だちに摂れた骨を見せ合う姿が見られました。 

1回目のさんまが出た時に教えた骨の取り方を、2回目のさんま登場の日には、先生と一緒でなくても「一人でとれた!」と取れた骨をもって見せてくれました。楽しんで魚をおいしく食べる姿に私もうれしい気持ちになりました。 

お箸を使うことに少しずつ興味を持ち、中には給食をすべてお箸で食べきる子もおります。お箸の練習もかねて、魚の骨をとることにも興味を持ち、楽しみながら上達していくといいですね。是非ご家庭でも楽しみながら旬の魚、さんまを味わってみてくださいね。

(年中組チーム担任 福田)