【こあら組】

こあら組が出来て初めての年、そして子どもたちにとっても初めての運動会でした。お家の方と一緒に競技に参加したり、曲にのって身体を動かしたりする姿は見ていて本当に微笑ましく、心温まりました。大人にとっては簡単なことであっても子どもたちにとっては大きな挑戦です。いつもと違う雰囲気の中、泣いてしまったりかたまってしまったりするお友だちもいましたが、それも成長の段階での大切な体験です。その体験をお家の方に心も身体も支えてもらいながら乗り越えていきより一層、親子の信頼関係が深まったのではないでしょうか。

運動会の前の練習では、ニコニコ顔でバナナを自分でとってかばさんの口に入れてあげ“やったー”という表情で楽しんで参加していましたよ。そして「バナナやった」と覚えたばかりの言葉で嬉しさを教えてくれていました。ダンスも練習の時にはぴょんぴょんと跳ねたりしながら手を右へ左へと上手に伸ばして踊っていました。何回も楽しみながら踊っている間にポーズを覚えて踊る姿もありとても可愛らしかったです。

運動会の最後にメダルをもらって嬉しそうにする子どもたちの笑顔は輝いていましたね。初めて行うことがたくさんあるこあら組の子どもたちと、これからも楽しみながら色々な事を体験し成長に繋げてまいりたいと思います。運動会ではあたたかな応援をいただきありがとうございました。

(こあら組担任 田中)

 

【ぱんだ組】

ぱんだ組の子どもたちにとって初めての運動会いかがでしたでしょうか。

運動会について初めてお話をした時には、大好きなお父様やお母さまに向かって走ることや一緒に踊ることを伝えると「やったー」「早く早く!」「今から運動会?」とすぐにでも行いたいことを目を輝かせながら盛り上がっていたこどもたちです。運動会当日、お父様やお母様から離れた席に座ること、いつもと違う登園の仕方などから緊張や不安を感じたお友だちもいましたが、かけっこでは自分なりのペースで走ったり歩いたりしながらも待っていてくれるお父様お母様のところに向かい笑顔を見せてくれていました。

ダンスでは最初から室内でもオランウータンになりきって保育者のポーズを真似ながらノリノリで踊っていたぱんだ組の子どもたちですが、年長組さんとの見せ合いっこでお父様お母様役を年長のお兄さんお姉さんたちが行ってくれてからの練習ではお友だちを誘って手を繋ぎながら一緒に踊る姿が急に増えました。きっとお兄さんお姉さんたちと踊ったことがとても楽しく一緒に踊りたい気持ちが増したのでしょうね。運動会当日は最後のポーズで抱き上げてもらい、嬉しくて満面の笑みを見せてくれていた子どもたちがとても可愛らしくほっこりいたしました。

メダルをもらい恥ずかしそうな顔や誇らしげな顔、嬉しそうに目を輝かせている顔たくさんの表情が目に焼きついています。ワクワクや緊張、ドキドキと色々な気持ちを一日の中でたくさん経験した子どもたち。運動会に向けて頑張ってきたことも含めまた一歩大きな成長をしたことと思います。これからも楽しく過ごす中でやりたいことや出来ることを増やして成長していく子どもたちの姿を見守ってまいりたいと思います。最後になりますが保護者様のあたたかな応援や眼差し、本当にありがとうございました。

(ぱんだ組担任 松田 月岡 猿渡)

 

【年少組】

年少組は入園して初めての大きな行事。

どの競技も、「練習」ではなく「遊び」として、日々の活動に取り入れてきました。

元気いっぱいの子どもたちが大好きなロケットペンギンのダンスは、P保育の「選ぶ」という経験を大事に、1学期に子どもたちが多数決で曲を選びました。

衣装の帽子は、色を自分で「選び」、クレヨンで自分なりの素敵な目を描き、愛着と当日への期待に繋げて参りました。

年少組は何より、「みんなで踊ることって楽しい!お家の方(お客さん)に見ていただくことは少し緊張するけれど嬉しい!」という子どもたちの前向きな思いを1番に考え、運動会に臨みました。

当日、元気いっぱいに踊る子もいれば、お家の方と離れて寂しかったり、緊張したり、いろいろな姿があったかと思いますが、それも全て、その子のいまの素直な姿です。成長段階の一歩として、温かく見守っていただけると幸いです。

かけっこは、走り出しのルールや動きを体操の先生に教えていただき、まっすぐゴールまで走りました。

これも、外遊びの際にお部屋まで戻るかけっこ遊びをしたり、広い芝生でたくさん鬼ごっこをしたりと、走る経験を繰り返し、「僕、こんなに早いんだよ!」と子どもたちの自信にもなりました。

運動会ならではの勝ち負けの楽しさや悔しさもありますが、年少組では、最後まで走りぬいたこと、みんなで走った楽しさが一番の思い出かと思います。入園時の子どもたちの様子を思い出し、お家の方と離れて、子どもたち同士で一緒に参加し、堂々とした姿、誇らしげな笑顔が大きな成長だと感じております。

また、保護者の皆様には親子競技のご参加、誠にありがとうございました。子どもたちは、お家の方と一緒にペンギンさんになって競争することをとても楽しみにしておりました。お家の方と一緒に身体を動かし、運動会ならではの良い思い出になったのではないでしょうか。チーム担任としても、とても楽しい1日となりました。

保護者の皆様には日々の保育から当日まで、温かく見守っていただき、大きな拍手と応援を誠にありがとうございました。この成長や思い出を大事に、これからも子どもたちの充実した日々を作ってまいりたいと思います。

 

 

 

 

(年少組チーム担任 石澤、慶德、小山、佐藤)

【年中組】

運動会いかがでいたでしょうか?子どもたちは「あと何回寝たら運動会?」と毎日聞いて、この日を今か今かと楽しみにしていました。何よりも自分たちのかっこいいところや素敵なところをお家の方に早く見てもらいたいという気持ちでいっぱいでした。本番では練習した成果を十分に発揮し、子どもたちからはたくさんの笑顔の花が咲いていましたね。年少組の時に比べ、かけっこの距離が長くなりダンスでは何種類もの隊形移動が加わるなど、レベルアップした内容を行うことに子どもたち自身もお兄さんお姉さんになったことを実感しながらすべての競技やる気十分でした。

年中組のこの時期はお友だちの存在を意識し、競争心が芽生える時期です。だからこそ、かけっこの練習では一緒に走った友だちに抜かされると悔しさでくじけてしまう様子も当初は見られました。しかし、そこで諦めるのではなく何度もチャレンジして前向きに取り組むことの大切さや、勝ち負けだけでなく上手く出来た時の良いところを見つける大切さを子どもたちは経験しました。だからこそ練習時には順位を問わず子どもたち同士で「頑張ったね!楽しいね!」と声を掛け合う様子も見られ、本番では、スタートラインに立つと今までで一番の真剣な表情に変わり最後まで自分の力を全て出し切り駆け抜ける姿、仲間を一生懸命応援する姿に、私たち担任も胸が熱くなりました。

親子競技では、体操の時間にお家の方の代わりに年長組さんがお家の方役となりおんぶをしてくれました。年長組さんのお兄さんお姉さんのパワーに驚かされると共に、抱っこされている年中組さんはとても楽しそうでした。ほっこりする親子競技練習となりました。本番では、お家の方に抱っこしてもらっている子どもたちの笑顔はキラキラ輝いていましたね。結果発表の際には、自分のチームの色が発表されるとどのチームもおうちの方と一緒に「やったー!」と喜び、互いのチームに自然と拍手する姿から、子どもたちは当日お家の方と出来ることを本当に楽しみにしていたため、順位など関係なく心から楽しいうれしいと感じてくれていたのだなと私たちもうれしい気持ちになりました。

ダンスでは、みんなの好きな歌はどんな歌?という問いかけから、今回人気のあった曲が『ツバメ』でした。最初は表現遊びとして曲を流して思いのままに体を自由に動かすことを楽しみ、どんな動きが踊りやすいのか一緒に話し合いながら様々な動きを真似て、友だち同士でもダンスを見せ合い楽しみました。お休みの日にも「先生!お家でツバメのダンス踊ってきたよ!」「こんな振り付けはどう?」などと、担任からではなく子どもたちから進んで気づくと練習をしている姿から、自分で決めていくことでツバメのダンスが自分たちのものとなり、自発的に行うことへとつながっていったことを実感いたしました。

元々ある子ツバメと親ツバメ2種類のダンスを見ながら、最初はどちらの振付がよいのかを選ぶ際に、「私はこっちがいい!」「でも僕には難しいからこっちがいい!」などとそれぞれ自分の意見を言いなかなか決まらない姿がみられました。そんなの時に、運動会とはどのような気持ちでやるのかについて子どもたちと話し合ったところ、子どもたちの中には『一人ではなくみんなの心が一つになることが大切』であるという意識が芽生え、「難しくて楽しくない気持ちになるお友だちもいたらかわいそうだよ」という意見があがりました。担任としても自分一人ではなく友だちの存在に寄り添い、思いやりを持った発言をする姿に感動すると共に大きな成長を感じました。本番では、練習時に自然と出たカウントの掛け声もそのまま取り入れ、歌声と息の合ったダンスに保護者の皆様も成長を感じると共に感動していただけたのではないでしょうか。

今回の運動会では、感染対策をしっかりと行なった上でマスクを外し子どもたちのとびっきりの笑顔を見ることができましたね。この運動会でまた1つ成長した子どもたち。2学年で行ったからこそ来年年長組さんになるとこんなこともできるのだと来年を楽しみにする姿も見られました。これからまた更に成長していく子どもたちが楽しみですね。温かな応援をありがとうございました。

(年中組チーム担任 福田・小森・三並)

 

【年長組】

当日まで、天気がとても心配でしたが子どもたちの願いが叶い奇跡的に天気にも恵まれました。子どもたちはどうしても戸外でやりたかったのには理由がありました。それはパラバルーンの技の中で、バルーンでボールを飛ばす“花火”という技があるのですが、「体育館では屋根があるから天井にぶつかっちゃう!外でやらないと!宇宙まで飛ばすんだから!」となんとも子どもたちらしい理由で、担任としても広々としたグラウンドで保護者の皆様にご覧いただきたかったのでとても嬉しかったです。

かけっこでは、中には走ることが苦手な子もおりました。しかし、負けても何度も何度も練習をして諦めないで走り切る子どもたちを見て、「苦手なこともとりあえずやってみる」という精神は年長組の子どもたちの良いところであり、それは年少組さんからの積み重ねであると実感いたしました。

親子競技の綱引きは大変盛り上がりましたね!お家の方と一緒にできることが子どもたちにとって何よりも嬉しかったようで、「お母さんとお父さんどっちに出てもらおうかな」と本番を楽しみにしておりました。最後の大人vs大人は迫力満点で、子どもたちの応援にも熱が入っておりました。(筋肉痛は大丈夫でしたでしょうか…?)

そして、たくさんの歓声があがったパラバルーンですが、その始まりは一学期でした。デイリープログラム体操の時に初めてパラバルーンを経験しました。バルーンのダイナミックな動きに大興奮で、「お母さん、お父さんにも見てもらいたいな…」とつぶやく子どもたちの姿があったため、せっかくだから運動会でやるのはどうかと提案したところ、「やりたい!」と満場一致で決定しました。「楽しい」という気持ちで始まった練習ですが、上手く技が決まらなくなった時もありました。成功させるためには、まずは笛の音をよく聞き、周りの友だちと動きと合わせる大切さに気づき、練習を重ねていきました。段々と顔つきも変わり、技の完成度に関して両クラスで競い合うようにもなりましたが、本番では「楽しい」という気持ちは忘れずに笑顔で取り組む子どもたちの姿が印象的でした。またパラバルーン前に披露したダンスは、実は、当初は予定にはございませんでした。運動会の練習が進むにつれて、子どもたちの方から「先生、年長さんはダンスはやらないの?年少さん、年中さんの時よりもダンスが上手になったからやりたいな…」と子どもたちからの意見を聞いて、急遽ダンスの練習を始めたという裏話がございます。そのため、子どもたちの思いがつまった盛りだくさんの演目となりました。昨日のブログで紹介しました“レインボーチームワーク”ですが、演目中にいくつか“レインボー(虹色)”が登場しました。見つけることはできましたか?

初めて挑戦をしたクラス対抗リレーでは、“リレー”と“かけっこ”の違いは何かという話し合いから始めました。「バトンがある」「お友だちと協力をして走る」など、様々な意見があがりましたが、いざ、練習を始めるとバトンの受け渡しで時間がかかったり、相手チームのことが気になって後ろを見ながら走ったり、中にはバトンをもらったことに満足してしまいその場で飛び跳ねて喜んで終わってしまったりと苦戦する毎日でした。また、途中で靴が脱げてしまった子がいまして「〇〇ちゃん、途中で靴が脱げてしまったけれど、最後まで走っていたね、えらいね!」と褒めると、次の練習では靴が脱げる子が続出するという、子どもたちの素直な反応に担任3人で笑ったこともありました。思い返すと様々なドラマがあったリレーですが、本番の子どもたちの表情は真剣そのもの。「バトンをつなぐんだ!」という熱い思いが伝わってきました。本番は今までの中で一番の接戦となり、最後までハラハラドキドキの勝負でしたね。勝っても負けてもこれが最後。今日流した涙はきっとこれからの糧になるはずです。

年長組の子どもたちにとっては子ども園で最後の運動会。これまで運動会ができたのは、見に来てくれたお家の人や、一緒に練習をしたお友だちや先生のおかげであると話していた子どもたちは、感謝の気持ちもこめて運動会の係にも挑戦いたしました。そして、自分のことだけでなく、周りにも目を向けてお友だちと列の調整をしたり、タイミングを確認し合ったりすることで、年長組としてのチームワーク力もさらに上がりました。どんなことにも諦めないで「お母さん、お父さん見ていてね!」と堂々と前に立つ子どもたちの姿は大変頼もしかったです。練習~本番まで、暖かい応援をありがとうございました。

(年長組チーム担任 西村・増田・杉山)

 

保護者の皆様の、日頃のご理解ご協力により今回の運動会も実施することが出来ました。また、前日、当日の準備から片付けに至るまで、ボランティア隊の皆様をはじめ保護者の皆様にはたくさんのご協力をいただき誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。(新渡戸文化子ども園職員一同)