新年度が始まって2週間が経ち、年長組さんは、子ども園の中で、一番大きいおにいさんおねえさんになった実感が少しずつ湧いてきたようです。
お部屋にいると、まだ新しい環境に慣れない、こあら、ぱんだ組さんの泣き声が聞こえてくる時があります。
「どうしたんだろう?」「お母さんに会いたくなってしまったのかな?」と心配する子もいます。
そんな子どもたちの小さな気づきに、「みんなも同じように小さかった時は、どうだったかな?」と問いかけました。すると、「毎日泣いていた」「早くお家に帰りたかった」と思い出しながら正直に打ち明ける子どもたち。そうでしたね、そんな姿がとても懐かしく感じます。
ではどうして、年長組になった今、子ども園が楽しいのでしょうか?
それは、”先生、お友だち、おにいさんおねえさんが優しく接してくれたから”ということに気づきました。
「自分たちが助けてもらった分、今度はお返しをするんだ!」と早速、お外で一緒になったこあら組さんを助けてあげたり、お部屋にいるうさぎのミミちゃんに優しくしたりと行動する子どもたちの姿が…。
そんな頼もしい子どもたちと過ごすこれからの日々が、とても楽しみです。

(年長組チーム担任 西村)