今日は節分の日。寒い冬から春に変わる節目です。昨日、子ども園でも一足先に豆まきを行いました。年長組の子どもたちは手作りのお面と升を作って準備万端。よい子のところには鬼は来ませんからね。「よし!僕たち、私たちは大丈夫だ!」と安心していたのも束の間…
大変です!子どもたちの心の奥底に眠る悪い鬼を見つけて本物の鬼がやってきだではありませんか!
子どもたちの心の中には「おふざけ鬼」「わがまま鬼」など色んな鬼が隠れていたようです。
子どもたちはとても驚き、怖かったことでしょう。今回の豆まきでは、先生たち大人が守ってくれました。しかし、世の中には怖いことがもっとたくさんあり、大人でもどうにもならないことはあります。地震や台風などの自然災害はどんなにがんばっても押さえることができません。そして今まさにコロナウイルスが全世界を揺るがせており、ウィルスという目に見えない敵は大変恐ろしいものです。しかし、お家の人、先生、周りの大人の人の話をよく聞きくことが自分の命を守ることに繋がります。
さあ、目の前の鬼に対してはどうでしょうか。泣いて諦めてしまうのか。いいえ、ここで負けないのが年長組。「鬼は外、福は内!」と勇気を振り絞り、お友達と協力をして鬼を退治することに成功しました。
一年に一回しかない節分、思いっきり泣き、涙と共に心の中の鬼もいなくなりましたね。
そして今日のお給食は節分メニュー、「恵方巻」が登場しました。配膳の際、恵方巻の量を減らしたい子がおり、何人かには切り分けて渡しました。いただきますの前に、「縁を切らない」という意味が込めれているため恵方巻は一本丸ごと食べる話をすると子どもたちの顔色が変わりました。そして先ほど恵方巻を減らして食べた子が真っ先におかわりにきました。
「先生、恵方巻のおかわりください!」
「どのくらい食べますか?」
「一本丸ごとください!」
「さっき減らしていたけど…大丈夫?」
「幸せが逃げないように一本食べたいんだ!」
純粋で素直な子どもの反応にほっこりした瞬間でした。
(年長組担任 西村)