木々の葉も鮮やかに色づき、朝晩はだいぶ涼しく感じられるようになりました。

 

運動会が終わり、子どもたちは保護者の方に「かっこよかった」「頑張ったね」「上手だったね」と言われたことをたくさん話してくれました。

運動会で「楽しかったこと」「頑張ったこと」「うれしかったこと」「悔しかったこと」などの経験を自信に変え、また次の行事へと取り組んでいきましょうね。

運動会では、子どもたちの笑顔がとても輝いていました。たくさんの感動があったのも、子どもたちが自分で考えて動き、一生懸命に全力でやったからこそ素敵な運動会になりました。

 

 

先日、戸外遊びに出ようとしたときに、あることを年中組の友だちが話に来てくれました。

それは「砂場に山を作ったから壊さないでください」というお願いでした。

まだ外遊びにいく準備をしていたこともあって聞いている人が少なかったのですが、一人の子が、「年中組の友だちが話に来てくれたから集まって」と自分たちで声をかけ合い、話を聞く姿がありました。

話をしていると砂場から「だめだよ」という声が聞こえてきました。

砂場を見てみると話をしに来てくれた間に、山が崩れてしまっていました。

それを見た年中組の友だちはすごく悲しそうに「壊れちゃった」と言いながらクラスに戻っていきました。

それを見た年長組の子どもたちは、何やら「作ってあげよう」「直してあげよう」という意見があがり、そこから「僕もやる」「私も作る」などと年長組で力を合わせて遊ぶ時間と同時に、砂場の山を直し始めました。

 

子どもたちは、「よーし、工事だ」「もっと大きくしてあげよ」など話しながらとても楽しそうに大きい山を作ることができました。

テラスから年中組の友だちに伝えに行くととても喜んでいる様子がありました。

子どもたちからは「喜んでくれたよ」「やったね」と達成感を感じることができた様子でした。

片付けの時間になり、砂場にシートをかぶせなくてはなりません。

子どもたちどうがどのようにするのかと見守っていると、山が崩れないようにシートを慎重に持ちあげ、崩れないようにとシートをかぶせることができました。

 

コロナ対策から学年ごとに時間を決めて遊んでいますが、今回の姿から学年間でのつながりを改めて感じる、子ども園の友だちがみんなで伝う園庭での、子どもたちのほっこりする出来事でした。

(年長組担任 小森)