不安定なお天気が続きますね。雨が降ったり、止んだり、子どもたちも空を見上げては雲の様子を見ています。毎日「今日は外で遊べるかなぁ」とにらめっこしています。
新渡戸文化子ども園には、大きな大きな学園の芝生があります。広い芝生で身体をいっぱい動かして遊ぶことも大好きなのですが、子どもたちが芝生のあるものが大好きなのです。
芝生の横には立派な木があるのですが、木の根元に何やら穴が…。
子どもたちにとっては、この穴の向こうには何があるんだろう?と想像力を掻き立てるとっても魅力的な穴なのです。
覗き込んでみたり、手を入れてみたり、木の棒を入れてみたり。
今日も「ここにはカブトムシがいるのかも」「動物が住んでいるのかなぁ」と期待感たっぷりで穴を探ります。
夢中で穴を探ること数分。「先生見て!」と穴から何かを発見したようです。
なんと「化石」とのことです!世紀の大発見に子どもたちも大興奮の様子。
化石の次に何があるのか、みんなで引き続き興味津々で穴を探ります。
が、、、なかなか何も出て来ず。
すると、ある男の子が「ちょっとみんな!この木をどかそう!」と呼びかけます。穴に何もないなら木をどかして見ればいいんだよ、と逆転の発想です。
「せーのでみんなで押してねー!」と言い、みんなで力一杯押しています。
りす組の子どもたちがみんなで力を合わせて押していますが、大きな木はびくともしません。
「もっと押してみて」「息を合わせないとダメだよ」といろいろ試してみますが、木は動かず。なかなか手強い木に子どもたちも負けじと力を込めます。
結局、今日のところは木をどかすことは出来ずお部屋に帰ることになりました。
子どもたちを魅了する木の根元の穴、そこには子どもたちの期待やワクワクが沢山詰まっていました。
子どもたちの発想力を掻き立てる魅力的な穴。引き続き子どもたちと穴の調査を続けていきたいと思います。
(年中組チーム担任 月岡茜)