ようやく梅雨入りをし、たくさん雨が降った日に大きな水たまりにチャプチャプと嬉しそうに入っている姿を見て
子どもたちにとっては、雨の日も晴れの日と同じくらいのように楽しいようです。
子ども園では毎月、避難訓練をしております。
避難訓練では、火災や地震、不審者などの災害時にどのように避難をしたら良いか練習をしています。
また、避難方法だけでなく命の大切さ「自分の身は自分で守る」ことも子どもたちに指導をしています。
年少組だからまだ、わからないのでは?
難しいのではと思う方もいらっしゃる方もいるかもしれません。
しかし、災害はいつ起こるかわかりません。お知らせなく起きることですので、起きた際に先生のお話をよく聞くことの大切さはもちろん、自分の足で逃げることを毎回、伝えています。
ふざけたりすることなくきちんと話を聞いています。それは、子どもたちに避難訓練の大切さと共に自分の身を守ることの大切さを一人ひとりが理解をしているからです。
6月の避難訓練は、火災でした。火災の避難方法について子どもたちと確認をしました。
火事が起きた時には、どうやって逃げるのかな?
「お口とお鼻をハンカチで抑えて逃げる」
もし、ハンカチがない時はどうしたらいいのかな?忘れてしまって取りに行ってもいいのかな?
「お手で抑える」「取りに戻ってはいけない」
前回に行った避難訓練から一ヶ月以上空いていましたがきちんと避難の仕方やお約束を覚えていました。子どもたち一人ひとりが自分の身を守ることについて小さいながらでもきちんと意識している証拠ですね。
なぜ、自分の身を守るのか理由を伝えています。
①先生たちは、みんなのことが大好きでみんなのことを守ってあげたい。
②全員を抱っこして逃げていたら遅くなり怪我をしてしまう。みんなは歩ける足があるので自分の足で逃げる
この2点を毎回、避難訓練が終えた後にクラスで話をしています。こうして命について毎月、話をすることでより自分の身を守ることについて子どもたちと考える時間をこれからも大切にしていたいと思います。
その後は、防災頭巾のかぶる練習をしました。
いつもの帽子とは違い、苦戦をしている子が多くいました。前後ろが逆になってしまっている子もいました。
黄色いゴムの横を持ってかぶり、顎の下に黄色いゴムを持ってくるように伝えるとできるようになった子がほとんど。
何度か被る練習をしていき、最後には全員がかぶれるようになりました。
防災頭巾を被ってみると、「暑いね」と言っている子に、ある子が「暑くてもかぶらないといけないよ。」
と言っている姿を見て自分の身を守ることが身についていることを感じる日でありました。
今後も、避難訓練や災害時に大切な身を守ることの話をしていきたいと思います。
明日は、いよいよ楽しみにしている水遊びですね。
毎日のように「今日は、水遊び?」と聞いていた子どもたち。明日、天気になりますように。
(年少組チーム担任 小山)