気温が高い日が続き、来週から始まる水遊びを心待ちにしている年長組の子どもたち。前回のブログでお伝えした年長イベントですが、話し合い、作りあげる作業に取りかかり始めました。
作りあげていく過程で「段ボールが必要だ」とひらめいた子どもたち。学園内の段ボール置き場に行きたいと提案があり、みんなで行ってみることになりました。
一日目、段ボール置き場の前に大きなトラックが止まっており中に入ることができずに断念…。二日目、悪天候のため外に出ることが出来ずまたまた断念…。うーん、中々上手くいきませんね…。そして今日、やっと集めに行くことができました!大きいものや小さいもの、子どもたちと相談をしながら選別しました。「さあ、子ども園に戻りましょう」と声をかけた際に驚いたのが、子どもたち全員分の段ボールを取り出すことができなかったのにも関わらず「一緒に持っていこう」自然と声を掛け合い、取り合いのトラブルが全くなかったのです。子どもたち自身「やりたい!」と決めたものですから団結力、パワーはすばらしいですね。
子ども園に戻ってからは各チームに分かれて設計図や、作業工程作りに取り掛かります。
まずはこちらのチーム
絵は描かず、話した内容を文字でまとめています。なんだか大人の会議みたいですね。
次はこちらのチーム
こちらは話し合いが白熱中。お友だちの意見によく耳を傾けています。
そしてこちらのチームは
話し合いながら色や形を決めているようですね。楽しみです!
最後にこちらのチーム
ダイナミックな設計図!ただ、それぞれが個人の思いのみで描き進めてしまったようで意見がまとまらなかったようです。話し合いも上手くいかず涙を流す子も…。困りました、どうしましょう…?
このように思うように進まないことは必ずあります。みんなが一生懸命取り組んでいる証拠ですし、なにより集団生活ですから、お友だちとぶつかることはこれからもたくさんあることでしょう。ただそこで「もうやらない」と背を向けてしまうのではなく、「どうすればよかったのかな?」と振り返ることが大切です。子どもたちだけで行き詰まっていたとしても「先生は~と思うよ」とほんの少しのアドバイスで「よし!次はこうしよう」と子どもたち自身で前向きな気持ちになれるように見守っていきたいと思います。たくさんの失敗、学びも宝物になりますように♪
おまけ①
ボランティア隊のお父様が子どもたちにと“トノサマバッタ”を連れてきてくださいました。よく見かけるショウリョウバッタとの違った大きさやフォルムに、子どもたちは大興奮!ありがとうございました。
おまけ②
お給食室の先生方に“新渡戸味噌”の作り方をレクチャーしていただきました。大豆、塩、麹菌を混ぜてねかせるだけでおいしいお味噌に変身すると聞いた子どもたちは「本当かな…?」不思議そうな表情。冬頃に完成してお給食の献立に登場するそうです。楽しみですね。
(年長組担任 西村優希)