5月も残り5日。雨が降ることが多くなり、すこしずつ梅雨の訪れを感じる頃となりました。

子どもたちからは「雨だと嬉しいね!」と言う声が聞こえてきました。

「どうして?」と尋ねてみると「葉っぱにカタツムリがいたり、ミミズに会えるの!」「長靴が履けるから」など季節に親しみを持ち過ごす姿が見られます。

先日、雨が上がった後虹も見ることができました。

 

さあ!年長組にはバック型のコンポストがあります。

コンポストにも、たくさんの住人【微生物くん】が住んでいます。

大切な【微生物くん】を育てるためにグループ分けをしました。

グループに分かれるためにコンポストの数や人数など、自分たちで考え、話し合いました。

 

人数が多過ぎてしまうグループに「こっち空いてるよ」「おいで」など、声を掛け合い人数が平等になるように話し合うことができました。

年長組になると、自分の意見だけでなく周りを見て話し合いができるようになってきていることを実感いたします。今までのプロジェクト保育による経験の積み重ねから、仲の良い友だちと同じグループになりたかったけれど、「別のチームでもいいよ」「別のチームでも大丈夫」などと言って譲る姿がみられ、とても素敵だなと心が温かくなりました。

グループに分かれると、昨年度の年長組が作った堆肥の入ったバックの中を開けて、どのようになっているのか見てみました。

中にはもう一つ袋があり、そこには【微生物くん】がたくさん住んでいる魔法の土の姿がありました。

微生物くんは、姿が小さいので大きい食べ物は食べられません。そこでどうしたら良いか尋ねると「スコップで小さくする」「大きいものは入れない」などと言葉があがりました。

そうですね!よく混ぜ大きいものが小さくなるために工夫してみましょうね。

また、給食室に行きバケツに入った残飯を実際に見る機会がやってきました。

全学年の残飯を見て「おかわりたくさんするね」と頼もしい言葉もありました。

どのようにしたら床が汚れないか、スコップで移すときにこぼれない工夫を考えました。

こうして、みんなで約束を考え、今年度の年長組の魔法の土を育てることがとても楽しみですね。

さっそく、お給食が終わると「今日は誰が給食室に行くの?」と話をしてくれ、コンポストによって微生物くんの力を元に、生ごみをどんどん【魔法の土】に変身させていきましょうね。

(年長組担任 小森)