新年度が始まり、初めは緊張している様子だったりす組さんも、様々な場面で少しずつ「お姉さん、お兄さんになったのだな…」と思うことが増えてきました。

りす組さんでは、「自分で気がついてやってみる」姿が多く見られます。お掃除や保育者のお手伝いが大好きなんですよ。「自分でやってみたい!」という、年中さんならではの成長の姿ですね。

 

 

今回は、そんな日々の中での感動を2つ、ご紹介いたします!

保育者がみんなにお話をする際、いつも登場する動物のぬいぐるみたち。子どもたちに大人気です!

お片付けはできているのですが、皆次の活動に気持ちがいっているのか、なんだか向きがバラバラですね。

誰か気がついてくれるかな…と1週間様子を見ていると、なんと昨日!誰かが言ったわけでもないのに、自分で気がついてくれる子がいましたよ!

 

2人の行動にとても嬉しく「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えると、言われたその子たちも照れながらも嬉しそうにしていました。思わず「何で直してくれたの?」と聞くと、Gくんは「お人形さんが狭そうだったから、綺麗にしてあげた!」Kくんは「いつもバラバラだったから、お顔が見えるようにしてあげた!お顔が見えないと寂しいんだ」と言っており、それぞれきちんと自分の思いを自分で考えて行動に移してくれたのだと感動いたしました。

また別の場面でも、いつもはお皿が高く積み上がっており、倒れると危ないからと保育者が直していたお皿も、何と開始2枚目で皿を広げておく子どもたち。

 

 

思わず「重ねておかないの?」と聞くと、「だっていつも高くなって分けるから、分けておいた!」と。感動ですね!皆のために、なってからではなく、なる前から変えておく、先を見越す力が育っているのだと感動いたしました。

つい、何でも口を出して教えてあげたくなってしまいますが、子どもたちはこんなにも育っているのですね。

そして、保育者や周りの大人のことをよく見ているのだとも強く感じました。間違いや失敗を恐れず、自分で考えたことを実行してみる姿は大人も見習わなければと考えさせられます。

保育者だけではなく、子どもたち自身の過ごすお部屋を、ぜひ子どもたちと一緒により良く変え、作っていきたいと思います。「自分たちで変えていけるんだ」と子どもたちが生き生きと感じながら過ごしてもらいたいです。

この1年の成長が、とても楽しみですね。

(年中組担任 石澤)