進級し、最高学年になった喜びが表情からも姿からもあふれ出ている年長組のお友だち。
登園初日は緊張する様子もましたが、今では友だちとの毎日を楽しみ、「あ!○○ちゃんが来た!」と登園した友だちに笑顔でかけ寄る姿が見られます。
新しい環境にもすぐに慣れ、友だちとの関わりが何よりも楽しい様子で、年中組のプロジェクト保育での話し合いの経験から、日々の保育の中でも自分たちで考えたり、それを行動に移すなど年長組ならではの姿も少しずつ見られています。
そして、支度や椅子並べなども率先して行う姿に、「すごい早いね!」「やってくれてありがとう!」と声を掛けると、「もう年長組さんだもん!」とどんなときにもこの言葉を言う姿に、年長組さんになったことを本当に喜び、楽しんでくれていると実感いたしました。
そんな年長組のお友だちが、この1年間、日々の保育や年長組での『考えて工夫して表現する』ことをねらいとしたプロジェクト保育を通して、さらに成長していく姿が見られることが私たちも非常に楽しみです。
現在子ども園では園庭造りを行っています。園長先生が子ども園みんなが笑顔になるより良い環境を考えてくださり、『こんな園庭になったら楽しいな』という、ぱんだ組さんから年長組さんまでみんなの意見も交えて園庭造りを進めてくださっています。
少しずつ暖かくなり玉ねぎもぐんぐんと成長♪そんな栄養満点のおいしいお野菜が育つ畑の横には、素敵なガーデンが作られているところです。
子どもたちも、「お花きれいだね!あのお花にちょうちょが飛んできたよ!」「早くかわいい道通りたいなー!」などと完成をとても楽しみにしています。
アスレチックもきれいになりました!
アスレチックで遊ぶことを待ちに待った子どもたち。外遊びが始まり第一声は、「先生!もう滑り台やってもいい!?」の声でした。
「先生ヤッホー!」「階段の色が違うよ!ピカピカだ!」などと、じっくりと新しくなったアスレチックを観察しながら、目をキラキラと輝かせて大喜びで何度も何度も滑る様子が見られました。
そんな子どもたちの表情を見て、私たちもまた一つ幸せな気持ちになりました。
年長組なると、お当番活動があります。このお当番活動を年中組の時から楽しみにしてきた子どもたち。
子どもたちともお当番活動について話す中で、「なぜみみちゃんのお世話をするの?」「なぜ毎朝園庭のお掃除をするの?」などと問いかけながら活動の意味を考えました。
意見を出し合ったところ、お当番活動はただ決まったことをやるのではなく、活動内容にきちんと『意味』があるということと、自分だけでなく『みんなのため』にすることでもあると、子どもたちの考えが出ました。さらに、年長組になるとなぜできるのかということを考えた時に、「自分で出来ることが増えたから」「頭を使って考えられるから」「お友だちを助けられるからだよ」などと、『年長組だから』の一言ではなく、なぜ年長組ならできるのかということについても子どもたちなりに考える時間となり、そこから新たに「他にこんなこともできるよ!」と子どもたちの方からもいくつか意見が上がりました。
これからは自分の得意なことを見つけたり、気づいたら『みんなのためにもやってあげよう!』と思いやりをもって行動していこうと、みんなの合言葉が完成しました。早速この話し合い後すぐに、「先生!ぼく、机ふくよ!」「床の食べ物ティッシュでとる!」など、自ら見つけてやろうとする姿が見られ、子どもたちの姿に素敵だなと大変感動しました。
思いやりをもって、笑顔いっぱいの毎日をみんなで一緒に過ごしていきましょうね!明日もみんなの笑顔に会えることを楽しみに待っています♪ (年長組担任 福田莉子)