今日はとても冷たい風が吹き、少しずつ冬を感じる時期となりましたね。

学園のグランドも一面青々とし、子どもたちと毎日元気いっぱい体を動かしています。

 

 

 

先日年中組は、小学校での音楽体験授業に行きました。

小学校の音楽の先生に秋を感じる『まっかな秋』や、ラグビーの『ビクトリーロード』の歌を教わりました。

特にうさぎ組では、ラグビーに興味を持っているお友だちが多く、サッカーが好きな友だちもラグビーをするほどです。

そのため、今回習ったビクトリーロードの歌もすぐに覚えて、授業後もずっと繰り返し口ずさむ姿が見られ、他の学年の友だちにも習った歌を教える姿が見られました。

何より、全員で三角形になりビクトリーロードを歌いながら移動する姿には、見ていて非常に感動しました。

  

 

 

音楽体験授業の中で、ただ歌を習ったり踊りを教わったりするだけではなく、『きくことの大切さ』についても教えていただきました。新しい歌も、楽器をたたくことを真似ることも、まずはよく聴かなければできないことを、子どもたちも活動の中で実感することが出来ました。

そこから、本日のリトミックでは丁度『よくきく』ことをテーマとしたゲームを行いました。

今までは最後まで聞かずに、見本をやっている途中から自分も真似てみる姿があり、最後まで見ていないことから後半の真似る姿がわからなくなってしまうという状況がありました。

しかし、先日の音楽体験授業での体験もあり、とても集中してまずは最後まできくということが出来るようになっていました。

最後までよく聞くということは、真似るときだけでなく、話を聞く時にも大切になります。

 

そこで、音楽授業と本日のリトミックの経験を踏まえて、クラス全体で『よくきく』ことについて子どもたちと話し合いました。

音楽授業の際にもあがった「まずはよく聞いてみましょう」、という言葉をどうして先生はみんなに何度も言っていたのかということを子どもたちに投げかけてみました。

すると、子どもたちからはまず「聞かないといけないから!」とあがりました。では「何で聞かないといけないのかな?」と問いかけると、「何をやるのかわからなくなっちゃう!」「先生がいろいろ考えてみんなに教えてくれてるから!」などとそこから少しずつ話が広がり始め、その言葉の背景について話し合うことで、なんで聞かないといけないのか、話している人はどんな気持ちで話してくれているのかなど、その理由を改めて認識することが出来ました。話し合いながら様々なことを深めていった結果、「よく聴いたら今日のリトミックの音当てができたよ!」という言葉もあがり、今回この話をしたことで子どもたちもまずはよく聞いてみることの大切さについて考えることが出来たと、子どもたちの意見から実感し担任としてうれしく思います。

 

聞いてみることで、新たな発見や楽しさ、喜びも得られ、そこからさらに物事を展開したり、今回のリトミックの音当てのように達成感を感じ自信にもつながっていきます。

まだ年中児でも、子どもたちなりにたくさんのことを考えており、丁寧に伝えることで子どもたちも納得して行動することが出来ます。今後も、「なんでかな?」と理由を考えてみる経験を保育の中でもどんどん積んでいけるようにしていきたいと思います。

 

 

 

今日はサッカー、リトミックと、たくさん体を動かしました!

様々な行事を通して仲間意識を持ち始め、サッカーの試合では一生懸命チームを応援する姿も見られました。

 

 

 

これからもっと寒くなるので、風邪をひかないように気を付けましょうね♪           (うさぎ組 福田)