春のように暖かい気候となり、今日は戸外遊び日和となりました。
子どもたちの額には、汗がきらりと光る様子も見られました。
お花や畑に水やりをしたり、サッカーや鬼ごっこで体を動かしたりするお友だちなど、元気な姿が見られました。
その中で、今日は「探検隊」になりたいと提案した子どもたちの遊びに注目をしてみました。
ある女の子が、「遊びたいのになかなかみんな集まってくれない」と相談に来ました。「お友達に声を掛けてみたら?」と提案すると頑張って声をかけお友だちを誘ってみますが、「他の遊びをするからダメだって」と悲しそうに報告しに帰ってきました。
どうやらその子は、仲良しの子とお気に入りのマップをもって遊びたかったとの思いがあるようでした。
そこで、その女の子と相談をして、何をしようか迷っていた女の子を誘ってみたことと、保育者も間に入り、少ない人数で遊んでみることにしました。
それを見ていた男の子も仲間に入りたいと言ってくれて4人と保育者1名の5人で探検隊を結成しました。
マップにはいろいろ書いてあり、そのマップを園庭に見立てて、ぐるぐる探検しました。
チケットには恐竜の骨の写真が載っていたので、みんなで骨を探しに行くことになりました。
「これは骨みたいだね」と、枝を拾い上げ子どもたちに見せると、
「本当だ!じゃこれは、どこの骨かな」とたくさん集めだし、並べました。
その後、子どもたちが砂場で掘ってみたい、もっと深くを探したいと、砂場へと遊びが広がり、移動しました。
すると、探検隊をやりたいといった子の周りに、「僕穴報掘るの得意だよ」「こんなものも見つけたよ」と、たくさんのとお友だちが集まってきて、
始め仲のいいお友達と遊べないことを悲しんでいたお友だちも、最後には笑顔になりました。
子どもたちは日々、たくさんのお友達とかかわり、うまく意見が合わなくてぶつかり合うこともたくさんあります。仲がいいからこその思いのすれ違いなど、
昨日の豆まきでも敵わないこと・怖いこともあるということを経験したのと同じように、子どもたちの中でうまくいかないことはたくさんあります。
そのとき、悲しい気持ちで終わるのではなく、うまくいかないこともあるけど、そんなときどうしようかと前向きに考えられるようになってほしいという思いから、新しいことを提案したり、一緒に考える機会を作っています。
昨日の経験、そしてこのような経験から、子どもたちは大きく成長していきます。保育者として今後も一つひとつの経験を大切に拾い上げ働きかけていきたいと思っております。
たくさん遊んだ後の給食では、恵方巻が出ました。
今年の恵方は「西南西」。願いを込めて、お話をせずに目を閉じて食べきると、ずっと幸せが続くと言われていることを伝えました。
すると、一生懸命願いを込めて食べようとする姿が見られ、とてもかわいらしかったです。
「ずっと元気でいられますように」「先生になれますように」という願いのお友だちや、「ないしょ」と大切に胸にしまっているお友だちも見られました。
豆まきも頑張り、節分の献立もおいしくいただき、いよいよ今週末は「作品展」です。
みんなの頑張った作品を保護者の方や他学年のお友だちに見てもらうのが楽しみですね。
風邪をひかないように、手洗いうがいをしっかり行って「作品展」を迎えましょう。
(りす組担任 丹野)