≪ぱんだ組≫

ウキウキしながら登園して来てくれたぱんだ組の子ども達。

前日、お部屋に作品展で飾る制作をお店に並べてみると、「これはいつ使うの?」「これは何?」「誰が作ったの?」と自分の作品なのですが、見違えて見えたのか、誰の作品なのかわからなかったようですが、今日作品を見てお母様、お父様に「これは僕のだよ」「これは私の」「これはこうやって作ったよ」と作り方を教えてあげている子もいました。

自分の好きな物を作った時に「早くパパ、ママに見せたい」「早くお家に持って帰りたい」と言い、お家の方に見て

いただくのをとても楽しみにしていました。「おいしそう」「こんなに作れるようになったんだね」というお声がたくさん聞こえてきて、成長を見て頂くことが出来、嬉しく思いました。

月の制作では、新渡戸祭で飾ってあった物よりも成長しているところがたくさん見られたと思います。

4月の頃は制作を嫌がる子や、手が汚れるのを嫌がる子、顔が書けなかった子、などいましたが今では思い切り楽しんで制作活動を伸び伸びと行っています。

ハロウィンの表情を書くときに個性が出て、薄く目や鼻を書く子、いろんな色で書き、「魔女は怖いよ」「魔女はどこにいるのかな?」と想像しながら書いている子もいました。

七面鳥ではタンポのみしかしていなかったので「鳥さんになるの?」と不思議そうにしていました。完成を見ると「可愛い」と言う声がたくさん聞こえました。サンクスビギングデーというアメリカの行事の一つで、

健康で幸せに暮らせることを神様やご先祖様にありがとうと伝える日、と由来がある事を伝えると「僕もありがとうって言わないと!」等と楽しそうに話していました。

クリスマスケーキでは、自分で好きな素材を選び、好きな場所に置きました。「たくさん飾りつけして先生にもあげるね」「これはいちごなの」と想像を膨らましながら取り組んでいました。

月の制作活動を見て、「お顔書けたの?」「こんなに上手に出来るようになったんだね」というお声がたくさん聞こえ、1年間の成長が見らたようで、とても嬉しく思います。それも、お家の方のご協力、ご支援があったからだと思います。ありがとうございました。残りの日数も制作活動を楽しんで行っていきたいと思います。

≪年少組≫

年少組では、「畑のお野菜」をテーマにお部屋いっぱいに素敵な作品を作りました。

お給食の時間がとっても大好きな子どもたち。入園当初は苦手な食べ物があった子も、先生やお友だちと一緒に食べることで少しずつ食べられるようになり、その嬉しそうな表情に子どもたちの成長を感じながら過ごしてきました。お部屋の壁に飾ってあった絵は、「お野菜が育つためには何が必要か?」を考え、子どもたちが自分の思いを絵に描いて表現したものです。11月にあった収穫感謝祭で、いつも食べているお野菜や果物は農家の方が育て収穫してくださること、お給食室の先生が美味しく調理してくだることに感謝の気持ちを持つことができました。また、太陽の光やお水など自然の恵みも大切なことを知り、お外遊びの時間にはお友だちと一緒にジョウロを持ってきて園庭の畑にお水をあげてくれる姿も見られました。また、子どもたちが12月の発表会で踊ったお野菜の役を、今回はいろいろな素材や道具、技法を使って作りました。お野菜によって使う材料や方法が違うので、自分のお野菜はどのように作るのかワクワクした表情でいっぱいで、「早く作りたい!」という声がたくさん聞こえてきました。以前に比べて絵の具やのりの塗り方がとても丁寧になり、途中で疲れてしまう子もお友だちや先生と一緒に最後まで作りあげることができるようにもなりました。また今回、子どもたちの制作やお部屋のレイアウトなど、たくさんの場面で廃材を使用させていただきました。保護者の皆様、廃材集めにご協力いただき、ありがとうございました。

千歳飴袋の制作で大人気だった「野菜スタンプ」は、お水で落ちない絵の具を使い布に押して、「自分だけのランチョンマット」を作りました。ぜひ、お家やお給食のときに使って年少組での楽しかったことを思い出してくださいね。そして、子どもたちが大盛り上がりだったのは、「2人組」のシェフになり作った粘土のお料理でした。子どもたちで一緒に作りたいお友だちと2人組になり会話をしながら、作る料理や料理名、盛り付ける食器にまでこだわり抜いた1品です。自分だけでなく「お友だちと一緒に」話し合い、一から全て自分たちで作りあげる姿に、普段の園生活の中で身に着いた「自分の思いを言葉で伝えること」「相手のお話を聞き受け止めること」「相手を思いやり時には譲ってあげること」といった、お友だちとのかかわりにとても大きな成長が見られました。今回の作品展では素材や道具、技法をはじめ、お友だちとのかかわりなど、子どもたちにとって様々な面でよい経験となりました。今年のテーマである〈食育〉を通し、様々な素材や道具に触れ、指先の動きなど細かいところの発達を感じると共に、今後に向けての発達にもつながり、新たな発見や楽しさを感じることが出来たことと思います。また、各作品を作っていくうえで、自分自身の表現だけでなく『友だちと共に作る』ことを意識し、そこから子どもたちのお互いを『思いやる心』や『共に協力する』こと、『役割を決めてそれを果たす』という年中組への進級に向けてまた一歩大きな成長につながる作品展となりました。

保護者の皆様、作品展にお越しいただき、ありがとうございました。

 

≪年中組≫

本日はお忙しい中、作品展にご来場いただき、ありがとうございました。

〝食育〟というテーマをわかりやすく子どもたちにおろし、楽しい作品展を迎えるために年中組は「ぐりとぐら」の絵本の世界を取り入れました。入園式から馴染みがあったぐりとぐら。子どもたちは絵本の世界に親しみ、いきいきと表現活動を楽しんでくれました。

絵本をみてたくさんのことを感じ、考えた子どもたち。「ぐりとぐらは、たまごかーを作ったね。みんなは食べ物でどんな乗り物を作ってみたい?」「大きな大きなカステラを食べにきた森の動物さんを作ってみよう。」などそれぞれの場面から製作の題材を話すと、子どもたちはお話を思い浮かべながら、自分なりに想像をし、製作に取り組んでいました。イメージしたことを試行錯誤しながらも一所懸命に表現することで、子どもたちの創造性がまたぐっと伸びたように思います。

そして、廃材・絵の具・紙粘土・木粉粘土・画用紙・梱包材・新聞紙…さまざまな素材や道具を使っていろいろな活動を行うことで「この粘土は重いね~」「石みたいにかちかちになったよ!」「先生このテープはどうやって使うの?」「両面テープって不思議だね」と1つ1つに新鮮さと驚きを感じ、子どもたちは製作への興味・関心を深めていってくれました。

そして友達関係から心が何よりも大きく育つ年中組だからこそ、うさぎ組・りす組とわけるのでなく年中組〝みんな〟で行うダイナミックな活動や大きな活動も多く取り入れました。

楽しいこと、にぎやかなことが大好きな年中さん、みんなで行う製作はお気に入りでした。

友だちと力を合わせて一つの作品を作り上げることの喜び、充実感を十分に感じることができたからこそ、完成した時の達成感も大きなものになったのだと思います。

1年間の活動を通して、のりや絵の具の感触が苦手だった子ども、製作よりも自由遊びが好きだった子どもたちが「私もう絵の具すきになったもん」と得意げに笑ったり、「先生ぼくも早くやりたい!」と伝えにきてくれるようになってくれた姿に大きな成長と喜びを感じ、その喜びを皆様に共有することができ、よかったです。

作品展を通じて1回りも2回りも大きく成長してくれたこどもたち、年長組への最後の仕上げを行うために引き続きひとりひとりの個性を大切に〝みんなちがってみんないい〟という大切なことを学び年長組へと進んでいけるように学年で協力して保育を行いたいと思います。本日はお忙し中、みなさまお誘いあわせのうえ年中組の〝ぐりとぐら〟の世界にご来場いただきありがとうございました。心より御礼申し上げます。

≪年長組≫

今年のテーマである「大好きな味」を様々に表現した作品はいかがでしたでしょうか。

製作時は、「これをここにくっ付けたらよくなるんじゃないかな?みんなどう思う?」と意見を交える姿が見えたり、「〇〇を作りたいけど何を使ったらいいかわからないな」という友達に「私はこれで作ったけど、こういうのも使えるよね」とアドバイスをし、手を差し伸べあって、進めてきました。

子ども達がそれぞれに大好きな味を思い浮かべ、工夫して考えながら作った素晴らしい作品の数々は、とても個性豊かで、まさに集大成、入園時からの成長を感じさせるものとなったと思います。お家の方に見ていただき、製作のポイントや難しかった点、楽しかった点などを饒舌に話す子どもや、恥ずかしそうに、けれど懸命に伝えようとする子ども達の姿が見られました。他学年のお友達やお客様に「年長さん凄いね」「リカちゃん可愛い!!似てるね!!」と言われると、笑顔が見られたり、「これはこうやって作ったんだよ」と得意そうに説明してあげる様子がありました。就学前の成長した子ども達の姿が沢山見られ、私達も嬉しく思いました。製作活動の中で意見を出し合い結論付け、一丸となって一つの物を協力して、取り組む達成感や充実感を得られたのではないでしょうか。

 

保護者の皆様、本日はお越しいただき、ありがとうございました。また廃材のご協力をいただきまして、ありがとうございました。卒園まで残り1か月となりましたが、卒園式の練習を進めながらも、沢山遊び、楽しい思い出を作っていきたいと思います。

≪長時間保育≫

長時間保育では、ふたつの展示をさせていただきました。

「ほかほかお鍋の顔出しパネル」

長時間保育の各4グループで、パネルを1枚ずつ担当し、ちぎり絵をして作成しました。

「のりはどれくらいつけたらいいかな」「どれくらいの大きさにちぎったら綺麗になるかな」など、

異年齢クラスの長時間だからこそ、学年の壁を越えてお友達と声を掛けながら取り組んでいました。

作成を初始めてから、お家で「お鍋のエビから顔を出すんだ!」「お母さんは何にしようかな」などお家でお話をしたと教えてくたお友達がいたり、

もう一度やりたいからと何回も足を運んでくれるお友達もいました。

「もぎたて果実・採れたて野菜」

たくさんの野菜や果物の絵の中から、好きなものを一つ選び、

色鉛筆や水性ペン、クレパスなど好きな教材でカラフルに色づけしました。

そしてはさみを使い、形にそって切ったものを飾り付けしました。

「自分のはどこかな」「こんなにたくさんあるんだね」と保護者の方とお話をする姿が見られました。

またみんなの野菜や果物を探すイベントカードもご用意させていただきました。正解できたでしょうか。

 

長時間保育は、子どもたちみんなお迎え時間が違うため、作品展に向けて時間を工夫しながら少しずつ取り組んでいきました。

完成に向けて、お友達と声を掛けあいながら、学年の壁を越えて協力することを経験し、今日という日を迎えることができました。

普段、保護者の方のお迎えを待っている「和室」の暖かさを感じていただけたのではないでしょうか。

ご来場いただきましてありがとうございました。

≪ワークショップ≫

森の音楽会~親子で楽器や楽しい音楽に触れ「はらぺこあおむし」を作ろう~ ワークショップが行われました。今回のワークショップは、ピアノ演奏、チェロ演奏、ヴァイオリン演奏、ソプラノ歌手の4名からなる「アンサンブル・レダ」の皆様が行ってくださいました。

子ども園のお友だちや一般の方、たくさんの方が参加してくださいました。

新渡戸文化子ども園のホールが森の幼稚園に変身しました。子どもたちもよく知っている「ぞうさん」「あめふりくまのこ」などチェロやヴァイオリン、ピアノで演奏してくださいました。また、楽器の演奏だけでなく素敵なお歌も聞くことができ、とてもきれいな音色が森の幼稚園に響き渡っていました。

そして、あおむしの音楽が流れ始め、きりかぶが出てくると…中にはあおむしが!!

あおむしさんはお腹がペコペコで、りんごやいちご、オレンジなどたくさんのご飯を食べかわいいあおむしが出来上がりました。出来上がると嬉しそうに大事に、大事に持ってあおむしはお昼寝の時間へ…

あおむしさんがお昼寝をしている間、お家の方の膝の上でゆっくりと演奏を聞きました。

日頃、子育てやお仕事を頑張っているお母様、そして支えているお父様に送る曲「You raise me up 」で締めくくりました。

「どんなことも乗り越えられる♪♪♪あなたがいるから♪」

という歌詞に目頭が真っ赤になっていたお母様(先生)もいらっしゃいましたね。(お父様も。。。)

あなた=お子様 だったのではないでしょうか?

本日は、ご参加いただきありがとうございました。

最後になりましたが、今回ワークショップを行ってくださいました「アンサンブル・レダ」の皆様、素敵な会をありがとうございました。