本日、年長組はお料理実習がありました。今日のメニューは「恵方巻」と「鬼蒸し」。少し早い節分メニューでしたが、子どもたちはとても心待ちにしていました。まずはしっかりと給食室の先生のデモンストレーションを聞き、作業に入りました。のりとご飯の上に、桜でんぶ、きゅうり、かんぴょう、たまごと色鮮やかな具材をのせ、巻きすをつかって巻いていきます。力加減が難しく、やり直しをしたり試行錯誤する子どもたちの姿が見られましたが、周りの先生や友だちに手伝ってもらいながら完成しました。鬼蒸しはグループの友だちと協力をして材料を混ぜ、各自適量に分けたものをお給食室で蒸していただきました。

作業中も、友だちのボールを押さえたり、困っている友だちを助けたりと、自然と手を差し伸べる姿に、これまでは自分の作業で精一杯だった子どもたちの成長を感じました。

子ども園でのお料理実習も残りわずか。料理の腕がメキメキ上がっている子どもたちなので、とても楽しみですね。

 

また、本日は楽しいイベントがもう一つ。新渡戸文化小学校にお邪魔し、図画工作の授業を教えていただきました。“わら”をつかった「みの虫」の工作を体験しました。モニターで実際のみの虫の映像を見て、驚く子どもたち。「初めて見た!」と声をあげる子どもたちがほとんどでした。ペン、ハサミ、ボンドなど、様々な材料や道具を使って作業を進めていきました。「ぶらさがるみの虫になるためにはどうしたらよいだろう?」「わらはどのように貼りつけたらよいだろう?」と迷う場面もありましたが、図工の木下先生のお声がけもあって「まずはやってみよう!」と笑顔あふれる時間となりました。わらを向きを揃えて並べる子、両手いっぱいのわらを貼り付ける子など、個性豊かなみの虫が完成しました。小学校への進学により一層期待を持つことができました。ありがとうございました。

子ども園に戻ってきた子どもたちはお腹がペコペコ。給食では自分が作った恵方巻を、今年の恵方である「西南西」を向き、心の中で願いことを唱えながら食べました。「全部食べきるまではお話をしない!」とはりきっていた子どもたちでしたが、みんなとの食事が楽しく、すぐに賑やかな雰囲気になりました。子どもたちのかわいらしい一面を見ることができました。

今日は盛りだくさんの一日でしたが、“遊ぶ時”と“集中をする時”のけじめを子どもたち自らつけられるようになってきました。進学までもう少し。色々な体験を通して、さらに自信をつけてほしいと思います。

(ばら組 西村)