梅雨を目前に控え、日に日に暑さが増してきました。
先日、とても天気が良かったので、青空の下、“手型足型スタンプ”の活動をしました。年長組保育室前から、ホール前のテラスに広がった全長12メートルの白布を見た子どもたちは「長い!すごい!」と朝から大興奮。「全員できる!?何時に始める!?」と待ちきれない様子でした。今回は赤、橙、黄、緑、青の5色を使い、布を5等分に分けてグラデーションを表現しました。みんなで布を囲み、担任の合図とともにスタート。ファーストタッチは慎重だった子どもたちも、すぐに笑い声が響き渡り、大胆に表現し始めました。何度も足踏みしたり、四つ這いで駆けて見たり、太ももから足の裏まで絵の具を塗っている子もいましたよ。身体を解放し、心地よさを感じていたようで、白い部分が見えなくなるほどの年長組らしい情熱的な作品になりました。活動後も、使用した桶や盥を「洗いたい!」と率先して片付けをしてくれたり、また翌日にも、絵の具で汚れたブルーシートを一生懸命雑巾で拭き取る子どもたち。準備から後片付けまでを責任を持って取り組む姿に、3年間の成長を感じました。また、完成した作品を見つめていたある女の子が「長いランチョンマットみたい!この上でみんなでお給食を食べたいな…」と話しており、子どもの感性の面白さ、またそのつぶやきをどうにか形にしてあげたいと保育者として強く思いました。近いうちに、ぜひ実現させましょう!
また昨日、小学校アフタースクールのご厚意で、年長組の子どもたちでアフタースクール建物内“ブックフォレスト”にお邪魔しました。小学生向けの本が多くありましたが、漢字の文章でもふりがなを目で追ったり、イラストを楽しむ様子がありました。なんと言っても、ふかふかのクッションや絨毯の上で寝転び、足を伸ばしてリラックスできます。何人ものお友だちと肩を寄せ合い、一つの物語を共有することは、お部屋では中々見られない光景でした。ありがとうございました。
そして子ども園に戻ってきたのが10:55頃でしたが、玄関で園長先生から「あともう少しで鳩時計が鳴きますよ」とお声をかけてくださり、子どもたちは「えー!見たい!」と即答で、みんなで待つことに。「1、2、3…」とカウントし、大盛り上がりでした。声を上げながらワクワクしていると、ついに鳩さん登場の時が!鳴き声が聞こえた瞬間、子どもたちの声や動きはピタッと止まり、鳩時計に釘付けでした。最後の音色が鳴り止むまで、静かに耳を澄ませる子どもたち。職員室にいた先生も出てきてくださり、最後はみんなで拍手。「かわいかった!また見たい!」と一気に賑やかになり、キラキラの笑顔を見せてくれました。6月10日は”時の記念日”です。時計は、起きる時間、食事の時間、寝る時間をなどを知らせてくれる大切なものです。これからこの鳩時計は、毎朝玄関で子どもたちの登園、降園を見守ってくれることでしょう。鳩時計と共に楽しい“時”を刻んでいきましょうね。
保護者の皆様、子どもたちのために、素敵な贈り物をどうもありがとうございました。
(ばら組 西村)