この1年間、子ども達と共に過ごす中で、子ども園では様々な想定で避難訓練をしてきました。今日は子ども達と災害時の約束事やどうしたら良いかなどを話し合いました。
今でこそサイレンの音がすると、速やかに避難できる子ども達ですが、年少組の子ども達は入園当初はまだ3歳。『うーうーうー』というサイレンの音だけでも泣き出したり、パニックになる子どももいました。そんな子ども達も回数を重ねていくうち「お・か・し・も」の約束もしっかりと覚え、守れるようになりました。園庭に避難した際には、先生方のお話を聞けずに砂に絵を描いていた子ども達も秋の頃には、しっかりとお話を聞くことが出来るようになりました。
今日はお人形を使って、こびとさんの子ども園ではどんな避難訓練をしているかな?新渡戸文化子ども園の避難訓練はどんな避難訓練かな?と比べてもらい、子ども達に約束事をこびとさんに教えてもらいました。初めは泣いていたことなど、もう忘れてしまったように「お話していたら、どこに逃げるか先生がお話をしているのが聞こえないの。だから、お話はしないの。」と教えてくれました。
そして、地震の時と火事の時の違いなどをクイズ形式で子ども達に答えてもらいました。「机の下にもぐるのは?」「ハンカチで口をおさえるのは?」など子ども達がいつも避難訓練でしている事を出題し、ボードに答えを貼ってもらいました。あっという間に全問正解。子どもたちは「当然!」という表情でした。
最後に『うーうーかんかん どんくまさん』と言う消防車に乗ったくまさんの絵本を読みました。「これは火事の話だね。」と言っていました。
災害はいつ起こるかわかりません。日頃から備えておくことで、子ども達がどんなときにも安全に過ごせるようにしていきたいと思います。(ことり組 毒島)