年長組の教育目標は、丈夫で元気で生き生きと興味をもち〝工夫して考える子〟
これに加えて、ロボット・AIが参入する2025年、2030年という未来の社会でも活躍できる子どもたちを育てたいと子ども園ではプロジェクト保育がはじまっております。
今年度も7月に宿泊保育に参りますが、今年は私たち保育者が考えまとめてしまうのではなく、子どもたちの意見をできるだけ吸い上げたいという思いが強く、毎週火曜日にプロジェクト保育を行っております。
初めはまだ早いかしら?という思いもありつつ、とりあえず1回やってみよう!と始めた試みでしたが、初回が終わると「せんせい、次はいつお泊り保育のお話をしてくれるの?」という声がたくさんあがり、週に1度ゴザをひいてみんなでリラックスした姿勢で座り、保育者も同じ目線にたって、子どもたちと一緒に話し合いを行っております。
子どもたちにお願いしたルールは1つだけ。 〝みんなが笑顔!みんながHAPPY!〟
「他人事にしない・言い方に気を付ける・みんなで解決!」これをベースに話し合いを行い、子どもたちの中から湧き出る疑問や知りたい!という気持ちを大切に保育を行っております。
先週21日に行った第2回目のプロジェクト保育では、【宿泊先軽井沢でおこなう体験物を自分たちで決めよう!】というテーマで、前回の振り返り → 内容と確認・選択 → 投票 → 集計を行いました。
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お話を聞く姿は真剣そのもの。
今までにない集中力で、資料をまわし意見を言ったり、どんなものがあるか確認をする姿はまるで大人の会議のようでこちらも驚きました。投票・集計・まとめのお話を終え、最後に「何か聞きたいこと、質問はありますか?」と聞くと10名以上の手が上がり「せんせい、リュックはどうしますか?」「雨が降ったらどこに行きますか?」「虫かごはどうしますか?」といくつもの質問があがりました。
きらきらと目を輝かせ真剣なまなざしで自分の思いを言葉にしたり、質問をする姿は立派でどうか大人になってもその姿勢と生き生きと興味を持つ綺麗な心を忘れないでほしいと強く願った瞬間でした。
翌日の自由遊びの時間、
「せんせい、白い紙ください」と言われたので一体、何をするのかしら?と思いながら子どもたちに紙を渡すと
壁に貼られた第1回目宿泊保育ってなに?どこにいくの?】の際に使用した模造紙を見ながら、熱心に内容を書き写す子どもたちの姿がみられました。驚いて声を掛けると「書いておけば、すぐに思いだせるから!」とのことで「なるほどなぁ」と関心した瞬間でした。すごいですね。
明日は宿泊保育について、第3回目のプロジェクト保育です。
今から子どもたちからどんな意見・質問があがってくるのかとても楽しみです。
子どもたちが不安よりも、楽しみ!早くいきたい!というわくわくした気持ちをもち有意義な宿泊保育になりますよう、そして年長組として最後の1年が有意義で楽しいものになりますよう、子どもたちに負けず日々工夫して保育をしてまいりたいと思います。
ゆり組さん、ばら組さん。明日も元気にきてくださいね、子ども園で待っています。(ゆり組担任 三井)