毎日新聞朝刊(8月10日付)に山藤旅聞教諭についての記事が掲載されました。

教育の森

SDGsを学ぶ/下 子どもの発想の柔軟性に期待

新渡戸文化小中高教諭・山藤さん

何のために学ぶのか。その問いを胸に、教育現場でSDGs(持続可能な開発目標)を活用して子どもたちの感性を刺激している教員がいる。

新渡戸文化小中高(東京都中野区)で理科(生物)を教える山藤旅聞(さんとうりょぶん)さん(40)。

学校や教育プロジェクトなどで実践してきた授業はどんな内容なのか。今回はその様子をリポートする。

「貧困をなくそう」「人や国の不平等をなくそう」「海の豊かさを守ろう」――。SDGsが掲げる17の目標を、気になった順番に並べていく児童たち。その様子を画面越しに見ながら山藤さんは呼びかけた。「他の人が何番を大切に思ったのだろうか。見て回って、話し合ってみて」

6月29日、東京都調布市立多摩川小学校。山藤さんは6年生を対象にオンラインの「出前授業」をしていた。話し合いが終わると、今度はそれぞれが選んだ目標についてどうすれば解決できるか考えるよう促した。「やり方に正解もないし、大人も言えないこと。だから、みなさんがアイデアを考え、提案してほしい」

毎日新聞(8月11日)東京朝刊