学園の7つの強み 全ての主語は子どもたち All subjects are children

全ての主語を子どもたちに、
子どもたち主体の学校運営をしています。

新渡戸文化学園の子どもたちは、”将来自分が社会を少しでもよくできるかもしれない”という期待感や希望を持って大人になって欲しいと思います。

子どもたちにとっての社会は学校ですので、学校を自分でより良くできた、楽しくできた、このような実感を持つために、学校運営をなるべく子どもたちに任せることを大切にしています。

指導から支援へ

学習指導要領、学習指導、生活指導、進路指導、学校では多くの”指導”という言葉が使われ、子どもたちに”〇〇させる”という言葉が使われます。

「学ばせる」「覚えさせる」「並ばせる」「持たせる」などの言葉がその典型です。

しかし、”〇〇させる”は学校や教員が主語の言葉です。 そしてそれは学校や教員が子どもたちを前から上から見ることが前提になっています。

しかし本当にそうでしょうか?そしてそうすればするほど子どもたちは教わることに慣れてしまい、自ら学ぶ姿勢を置いてきぼりにしてしまうのではないでしょうか。

私たちの学園の教員は、生徒と対等なパートナーシップで伴走することを大切にしています。

指導から伴走へ、これが日本の教育の進化の基本思想だと考えています。

心理的安全性

学校は、心理的安全性が高い空間であることが極めて大切だと考えています。

日本の学校は、緊張や我慢を強いる空間や雰囲気になってしまうことが多いですが、子どもたちが自分の居場所だと思えるからこそ自分らしさを発揮できます。

安心して失敗できる環境だからこそチャレンジができます。 全ての子どもの心理的安全性が確保されてこそ、個性や学びが伸びていくと考えています。

笑顔の学園

学園では、生徒も先生も笑顔でいることが大切だと考えています。 笑顔は人から人へと伝播しますので、先生も積極的に笑顔になれるような環境とチーム作りをしています。

学園創立者たちも「SMILE!」というポスターを学校中に貼っていたというエピソードがあります。

笑顔は子どもたちの自己肯定感の土台になります。

日本財団アンケート(※)と新渡戸文化中学校・高等学校の回答値比較

日本平均値(17-19歳)45% 新渡戸58%

自分は責任ある社会の一員だと思う

日本平均値(17-19歳)60% 新渡戸80%

将来の夢を持っている

日本平均値(17-19歳)18% 新渡戸46%

自分で国や社会を変えられると思う

日本平均値(17-19歳)27% 新渡戸43%

社会問題について、家族や友人など周りの人と積極的に議論している

(※)日本財団「18歳意識調査」第20回  テーマ:「国や社会に対する意識」