学園の7つの強み
1全ての主語は「子どもたち」
「子どもたちを信じる」その出発点に立った時にどんな学校ができるんだろう?
そんな問いから私たちの新たな学校デザインは始まりました。
「未来の学校はこんな姿です!」と社会に示せるように、みんなでつくり続けています。
2自分の問いから生まれる「探究」
「誰かが用意した問いに答えるのではなく、自分の中から問いが始まる」
このことが『探究』の最大の価値転換であると考えています。
従来の日本の教育は、「答えのあるペーパーテストの問いを自分一人で解く」ということにあまりにも特化していたのではないでしょうか?
時代は大きく変化し、答えがない世界にどのように道を描いていくかが問われるようになっています。
もちろんペーパーテストの問いも必要性を失ってはいませんが、「自分の中から生まれる問いを、協働しながら探究していく」というスタイルをもっと大切に考えても良いのではないでしょうか?
学校を超えた大きな社会の中に身を置き、その中から出てくる「自分の問い」に向き合い学習を続けていくことを中心に、新渡戸文化学園の学びはデザインされています。
3世界の架け橋となる「国際人」
新渡戸稲造先生は、 日本を代表する傑出した国際人でした。
「太平洋のかけ橋に」という言葉は、若き新渡戸先生の志で、日本と諸外国を豊かに結ぶことを目指していました。
また新渡戸先生は、著書「武士道」において日本人の精神性を世界に発信され、当時のアメリカでのルーズベルト大統領やエジソンなども本を手にし、世界的なベストセラーになりました。
そんな初代校長を背景にもつ新渡戸文化学園では、国際人としての人格、日本人のアイデンティティーを両方とも大切にしています。
4多様で個性ある「教職員」
学園の教職員は、多様なバックグラウンドの魅力的な人間が集まるダイバーシティあふれるチームです。
公立/私立出身の教員、企業を経ての教員、海外留学のある教員、全国を講演で飛び回る教員、元プロスポーツ選手の教員など魅力的な人材が揃っています。
教職員の副業=二刀流も歓迎しています。 学校と家庭だけでないサードプレイスのある教員は魅力的だからです。 また学園の教員は、自らの知見を広く世に伝え、日本の教育全体をより良くすることを目指しており、講演・取材等に多数の実績があります。
先生たちの幸せが、生徒たちの幸せにつながる、とも考えており、先生の幸福度も大切にしながら、生徒と相乗効果で高まっていくことを目指しています。
5学びが加速する「環境 」
学園は子ども園から小中高そして短期大学が1つの場所にある環境です。 小さな子どもから成人した大人たちまでが共に過ごすことで、多様なつながりが生まれ、どの人にも居場所があることを目指しています。
最先端のテクノロジーから、ヴォーリズ建築の伝統ある校舎までが共存する環境では、居心地の良さを感じながらも各地で学びへの刺激があり、学びや創造性が「加速」していきます。
6保護者を支える「ペアレンツサポート」
新渡戸稲造博士が書いた「教職員心得」の冒頭には「人の子を預る以上は親心を以てこれに対すること」と書かれています。
これは子どもたちに対して親心を持つことに加えて、親である保護者の方々を支えることの大切さを示していると言い伝えられています。
私たちは、子どもたちの成長をともに見守る保護者の方の心強いチームメイトです。
7幸せで豊かな「食文化」
心と体をしっかり育む。
新渡戸稲造先生は農学博士でありました。そのルーツから、学園では食をとても大切にしています。
自慢のにとべごはんをはじめ、様々な食の取り組みや喜びが学園中にあふれています。