タイトル未定
— 名前のない展示に、名づけを添える —
この展示には、まだ名前がない。
それは、ここで名づけられることを待っている。
並んでいるのは、100枚の写真。
誰かの記憶のような風景、
ことばになる前の気配、
見逃されそうな光の一瞬。
数枚を選び、並べ、見つめ、
ふと浮かんだことばを添える。
選ぶこと、それは触れずにいた何かに近づくこと。
誰かの目に触れ、ことばが宿るとき、
写真は静かに目を覚ます。
VIVISTOPクルーと新渡戸文化学園の中高生2人と100枚の写真を使ったここだけのギャラリー展示企画。
どんなタイトルがいいか生徒とたくさん悩んだ。タイトルに合わせた写真が展示を埋め尽くすのが一般的であるが、今回は3人で創るものであること。
3人とも撮るものはバラバラで見えてるものも違う。それぞれに良さがあるからこそ、テーマを固定するのはもったいなかった。初めて自分の写真をたくさんの人に見せる機会だからこそ、自分の好きなものをそこにおきたい。それも大量に

そうやって生まれた 『タイトル未定 – No title-』
ギャラリーに訪れてもそこには写真が飾られていない。床に敷き詰められた100枚の写真




写真を囲むように座り、まずは2枚の写真を良く視ることから始めてみる。対話し、写真をどう見るかを簡単にみんなで体験。


そしたらもうあとはそれぞれ自分なりに鑑賞して選び、壁に自由に展示をつくっていく。





3人は自分の写真がどう飾られ、互いの写真がミックスされていくのを参加者として入りながら、ニヤニヤして眺める。

100枚の写真は床から少しずつなくなり、壁に並んでいく。




『満腹Times』『それぞれの道』『そうだった。僕はナツが好きだった』『鉄橋を集めてみました』 『schedule』 ect…。
展示をつくったら、みんなで一つ一つ見てギャラリートークの時間⏰





タイトルの意味、写真の選定、レイアウトの理由など聞いてみる。なるほど!そう見えるんですね😳紡がれる言葉とそれぞれの見え方にハッとされる
家族も来てくれて、孫の写真をとにかく選んだというその愛にも感動
そしたらそれぞれの写真は誰が撮影したものなのかをネタバラシ。1人の写真だけで構成されるものもあれば、3人全員入っているものも、
これがこの企画の面白いところ。撮影者が俯瞰して眺める写真を語るの立ち位置ではなく参加者として中に入り、自分の写真から新しい発見をする。他のギャラリーではできないことで、一般的な展示でもなかなか行われないものであると思う。