前回に引き続き、6年生に図工の時間は剣道指導者でもあり、イラストレーターでもある目黒雅也さんとのコラボ授業です。
楽しく気軽に絵を描いた前回、楽しい絵がたくさん生まれました。
自分の作品を探しながら、他に人の作品にも自然と関心がむきます。
今回はひとつレベルをあげて、実際にプロの仕事としての段取りを踏みながら、絵を描くことに挑戦していきます。
目黒さんからのお題は「新渡戸文化小での6年間で心に残っていること。」これを絵にしていきます。
「良いことばかりでなく、嫌な思い出でも構わない。」
「構図を考える/情報を1つにまとめる。」
「検索せずに、記憶と発想力を大切に。現実の形にとらわれず自由に。」
こんなポイントを伝えてもらいながら、
(1) 複数のアイデアを描いてみる。
(2) 客観的な視点から意見をもらう。
(3) 1番いいと思うアイデアを選び、制作。
のプロの手順を踏みながら、授業は進みます。
どんな思い出を描こうか。友達と話ながら、そのヒントを探ります。
「あ、そうだ!」と思いついたら、描いてみる。
描けたら目黒さんや僕(山内)も一緒に絵を見て、話をしながら意見を交換します。
「人はどう描いたらいい?」と尋ねると、例えば。。とすぐに黒板をつかって描いてくれる目黒さん。
「あ!そうか!描いてみます!」
プロの技を学んで試します。
「えー!心に残ってることなんてないよー!」なんて、最初は言っていた子も、話をしていくと、たくさん出てくる思い出話。
それを、どう絵にしようか?
その記憶の何を絵にしようか?
心に残る記憶を辿りながら、1つの思い出を絵を描くという行為を通じて、様々な視点から分析する時間でもあるようです。
いつの間にか、それぞれ夢中に描いています。
目黒さんとのコラボ授業は次回がラスト。6年生からでてくる豊かな発想がどんなカタチになるのか、とても楽しみです。