6年生の図画工作の授業では、卒業までの4週間にわたって、株式会社船場と株式会社モノファクトリーと共に、廃材を利用し通学路のリノベーションを行い、環境問題やSDGs、ディスプレイデザインについて学ぶ体験型特別授業をスタートしました。
目の前に置かれた沢山の素材(マテリアル)。これらはすべて使われなくなったものたち。
株式会社モノファクトリーの中台さんと、モノの背景を想像してみるワークを体験。
「朝ごはん」に関わる人たちはどれくらいいる?
ご飯をつくってくれたおうちの人。材料(卵)を買ってきたスーパー店員さん。スーパーに卵を運んだドライバーさん。卵農家さん?養鶏場だ!鶏の餌を作る人。え?鶏の餌ってなんだ?餌を養鶏場に運ぶ人もいるかもしれない。
ん?となると、車も大事だから、車を売る人、車を作る人も関わっていることになる!クルマの部品はたくさんあって、それぞれ別の工場でつくっているから。。。これ無限に広がっちゃうじゃん!!
普段意識をしないとこまで、想像してみる。
今度は使った後のことを想像してみよう。ゴミはどこへ行くんだろう?
日本は世界的にみても、たくさんのゴミを海外へ送っている。その受け入れ先の国々が、ゴミの受け入れを拒否しはじめている。
日本国内ではあと約20年で、ゴミの処理が限界を迎えてしまう。
たくさんのデータや写真から、改めて環境問題を知る6年生。
だからこそ、私たちは今循環させていくことを考えなくてはならない。
今目の前にある、使われなくなったモノたちを、君たちならどう使う??
とにかく素材(マテリアル)を使い倒してみる!
これは、なんだ!?
はめてみたくなる、被ってみたくなる。並べてみたくなる。。。
どれも本来の目的とは違う使われ方。でも、そうやって遊んでみることが、創造への一歩!
じゃあ、このマテリアルを使って、「激しい」を表現してみよう!と課題にチャレンジ!
こんな感じはどう!?
じゃあ、次のお題は「優しい」!
えー!難しい!!!
これはどう?
そうか、こうすれば!!
出来上がったものだけじゃなくて、考えたこと、悩んだことが、そうして表現していくことに価値がある!
新しいモノの価値を、想像して創造する!
そんな6年生のチャレンジがはじまりました!!