7月前半はVIVISTOP工事の前の多目的室で図工の授業を実施しました。
「今日は紙コップを用意したんだけど、ここにはペンもハサミとないから、切ったり書いたりできないんだよね。」
と伝えると
なにもできなさそう・・・と表情の曇る5年生。
「でも10000個あるんだよね。」と、伝えると表情一変!
すぐさま身体が動き出し、活動がスタートしました!
つんで、
ならべて・・・あ!迷路!
文字にもなるよ!
つなげても、おもしろいよ!
いつの間にか、教室がすごいことに!!!
あれ!?紙コップタワーの中に誰かいるよ!!
思いついたことを、試して、うまくいかなかったら、もう一回試してみればいい。
またダメでも、何度でも。もしくは違う方法を考えて試すのもいいね。
「上手い・下手」では決して測れない、ものづくりを通じて得ることのできる姿勢。
これこそが図画工作の時間で本当に身につけて欲しい考え方です。
2回目の授業では、材料をストローに変えてチャレンジ!
組んで、組んで、かぶってみたり・・
どんどん繋げて、大きいものをつくってみたり・・・
今回も思いついたことを、とことん試す時間が生まれました。
図工の時間って、絵を描いたり、工作する時間??
いえいえ、ここは未来に必要な考え方をつくって学ぶ時間です。
子供たちが主体的に活動し、
試して、失敗して、悩んで、話し合って、
自分たちで価値や意味をつくっていく
こうした活動を通じて、
一見ばらばらな概念を組み合わせて、何か新しい構想や概念を生み出す能力、他人と共感する能力、自らに喜びを見出し、また、他の人々が喜びを見つける手助けをする能力、そしてごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力・・・
こんな力を育んでいく時間をつくっていきます。
図工の時間は、そういう時間です。