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中学CC スタイルラボ #1

中学CC スタイルラボ #1

written by vivistop

5月から始まった中学校クロスカリキュラム『スタイルラボ』

去年の『ファッションラボ』から名前を変え、新しいメンバー13人を迎えて、新しい活動が始まりました!

今回も、みんなの様子をちらっとご紹介します!

#1 ▶︎スタイルラボって?

スタイルラボは、オリジナルの洋服を作りながら、自分の「スタイル」を探究するラボ。
みんなは「スタイル」という言葉でなにをイメージする?と雑談しつつ、ラボでの「スタイル」について共有しました。

「スタイル」という言葉には、
①姿や格好
②形式、様式
③その人なりの、あることの考え方
とさまざまな定義があります。
そんな中、ラボで探究したいのは「③その人なりの、あることの考え方」の部分。

「スタイル」には、答えなんてないのです。
「自分は何が好きなのだろう?」「なにに興味があるんだろう」
「どんな自分でありたいのだろう?」
見つかるかもしれないし、なかなか見つからないかもしれない。

そんな答えのない問いを、ラボでの活動を通して、さがし続けていきます!

#1 ▶︎ミッション共有

ラボについて共有したところで、ミッションも共有!

①『最高の一着』を作ろう!
・作った後も、大切にできるものを作ろう。
・素材、作り方からみんなで問い直そう。

②アイデアを解放しよう!
・性別や年齢など、ボーダーレスなデザインをしてみよう。
・周りの人とアイデアをどんどん共有しよう!

③記録をしよう!
・写真、メモ、落書きなど
・後で見返してアイデアを広げたり、誰かと共有するツールになる!

このラボでは、”作品を完成させること”がミッションではありません。
みんなで「なにをしたいのか」「何をつくるか」を考えていきます。


#1▶︎スケッチブックを作ろう!


ミッションを共有したところで、まずは実際に手を動かしてみよう!
ということで、メンバーみんなで「スケッチブックづくり」がスタート!


デザインの記録や情報共有に役立つであろう「スケッチブック」は、今後、ずっと自分たちで使うもの。

自分たちで使うものは、自分たちで作っちゃおう!と、VIVISTOPにある材料や機材を使って、それぞれのスケッチブックを作りました。


裁断機を使って紙を切って、糊付けして、


表紙を描いたり。

そして、メンバーそれぞれのスケッチブックが完成!
「紙の種類」「大きさ」「色」「デザイン」など、メンバー一人一人が「これがいい!」と選んで、出来上がったもの。
それぞれ違って、おもしろい!

さて、今回はただスケッチブックを作っただけではないのです。

作った後も、大切にできるものを作ること。
あたりまえを壊してみたり、分解してみること。
後で見返してアイデアを広げたり、誰かと共有するツールになること。

これらはすべて、はじめに共有した「ミッション」に通ずること。
こんなふうに、まずは手を動かしてやってみてはじめて、「あ!」と気がつくことがあるのかもしれません。

#2▶︎ミニセッション会

#1での活動から続いて、2回目からは「ブランドづくり」がスタート!
まずは、ブランドを考えるきっかけとして、ミニセッションをしました。


ミニセッション①『自分の「好き」「興味」を知ろう!』


「好きな色は?」「好きな雰囲気は?」「好きなモチーフは?」などなど。
クルーからの質問に、みんなどんどん付箋へ書き込みをしていきます。

「これが好きなんだ!」「わたしもこれが好き!」と、メンバー同士で共通点が見つかったり。
「そういうのも好きだったんだ!」と、お互いの違いが見えたり。

ミニセッション②『コラージュをしよう!』

自分の「好き」や「興味」がちょっとずつ見えてきたところで、もう一つのセッション。
付箋にかいたものを参考に、スタイルデザインをしたいイメージの写真を集めて、コラージュをしました。


写真を集めて、印刷して、


切って、貼って、


友だちの好きなものを見るのって、楽しい!


スケッチブックがはみ出すくらいに詰め合わせたり。


こうして”見える化”すると、お互いの違いがもっと見えてきて、おもしろい!!

「こんな洋服作りたい~」「これ作ろうよ!」と、作りたいもののイメージが少しずつ膨らんできたメンバーたちでした。

#2▶︎ブランド制作

ミニセッションをしたところで、いよいよブランド制作がスタート。
ブランドコンセプトで決めたいことは、

①伝えたいメッセージやテーマは?
②ブランドの名前
③ブランドロゴ
の3つ。


思いつかない時は参考資料を見たり、友達やクルーと相談したりしながら、アイデアを膨らませていきます。


「作りたいものが多すぎる〜!」
と、うれしい悩みの声が聞こえたり。


「ロゴマーク、何にしよう……」とスケッチを描いたり。


アイデアスケッチも、もくもくと描いていきます。




スケッチが終わった人から、模型を作ってイメージを膨らませていきました。
立体的になると、「作るのむずかしい……!」と気がついたり、「ここはやっぱりこのデザインにしよう」とイメージの変更ができたり。

平面のアイデアを、まずは立体的に作ってみると、気がつくことがたくさんあります。

#3▶︎スタイル制作

#2から引き続き、いよいよ実寸サイズでの制作がスタート!はじめに、

「今日のお昼は何食べた?」「今日の気分はどう?」と、みんなと雑談しながら、
「今日のラボでやりたい・作りたいもの」「ラボで困っていること」を付箋に書き出して、共有しました。

なぜなら、「ラボでなにを作りたいか、なにをしたいか」は、メンバーそれぞれで変わってくるのです。

自分の調子や、活動の見通しを立てたところで、制作がスタートです!


3人でお揃いのスタイルを作ろう!と計画中のメンバー。



ロゴは統一して、一人1カラーを担当するよう。

そしてこの素敵なロゴを作ってくれているのは、別のメンバー!


デザインやアートが好き、とのことで、今回のスタイルラボ全般のデザイン制作を担当してくれています。頼もしい……!



洋服やブランド作りは、一人ではなかなかカタチにできなくても、得意分野を分担すれば、できることもどんどん増えていきます。



作り方を調べて、装飾を作ったり。


VIVISTOPにあった材料を使って、アクセサリーを作ったり。


わからないことは、近くにいる大人に聞いてみたり。


もくもくとデザインをスケッチしたり。

取材に来ていた外部の方から、ラボについての取材を受けたりも!

自分たちの活動を、自分の言葉で素敵に語ってくれました。


さて、新メンバーを迎えて本格的に始まった『スタイルラボ』

これから、どんなスタイルが生まれるのでしょうか。
今後の展開がとっても楽しみです!

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